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2022年グラミー賞生ブログ#6

さて屋外ステージにカメラは戻って、先程のマーヴェリック・シティ・ミュージックのライブのエンディングの部分が届けられてるところで、屋内のステージに戻って、トレヴァーが彼らが今夜すでにグラミーを受賞していることを紹介。そして次はジョン・レジェンドがウクライナ出身のシンガーと共演するというセグメントをトレヴァーが紹介すると同時に、何とゼレンスキー大統領のビデオが登場。戦争状況の現地でも、「タキシードの代わりに防弾チョッキを着て」明日の状況もわからない人々に音楽を届けているミュージシャン達の話をして、平和を祈念するメッセージを英語で述べていた。これはこれでなかなかいいメッセージでした。

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ステージにはジョン・レジェンドがピアノ一つで「Free」をしっとりと熱唱する後ろで、ウクライナ出身の女性アーティスト、シウザンナ・イグリダンさんが弾くウクライナの民族楽器に合わせて、セカンド・バースからはこちらもウクライナ出身の女性シンガー、ミカ・ニュートンさんがエモーショナルに伴唱。そして登場したやはりウクライナの女性詩人、リューバ・ヤキムチュックさんが平和を求める詩を朗読して、最後はステージにウクライナ国旗が大きく飾られるという、なかなか感動的なパフォーマンスでした。「StandUpFoUkraine(ウクライナのために立ち上がろう)」というチャリティをNPO団体のグローバル・シティズンと提携してグラミー・アカデミーが組織しているらしく、最後はそちらへの募金を求めるリンクが表示されてました。WOWOWのスタジオでもその説明をジョン・カビラがしてて、4月中旬からオンラインでの募金手続きが始まるようです。自分も微力ながら協力しようかと思ってます。No War, Just Music & Peace!

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さて次は今回ROY、最優秀アルバムにノミネートされているトニー・ベネットに向けて、そのアルバム『Love For Sale』で共演したレディ・ガガがパフォーマンスするようです。過去36回ノミネート18回受賞、今日も予想通り最優秀トラディショナル・ポップ・ボーカル・アルバムを受賞して、その部門の最高齢受賞記録を更新したみたいです(95歳)。

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会場に戻ると今度はトレヴァーBTSのテーブルにいて、「君たちはテレビの「フレンズ」見て英語を習ったんだって?で、君はジョーイなの」「いやどっちかというとチャンドラーです」なんていう軽いやり取りをした後、レディ・ガガを紹介。するとなんと画面にはタキシード姿のトニー・ベネットレディ・ガガを紹介する動画が!ちゃんとメイクもしてるけどさすがに老いを感じさせる表情ながら、しっかり「レディ・ガガ!」って言ってた。やあちょっと感動。そして「Love For Sale」をフルビッグ・バンドをバックにミントグリーンのパーティ・ドレスで登場したレディ・ガガがぶちかましてたけど、さすがにちょっと緊張してる感じかな。2曲目はしっとりと「Do I Love You」。背景には、『Love For Sale』のレコーディングでトニー御大と一緒にいる様子がビデオで移されている中で白いピアノにもたれかかりながら情感たっぷりに歌うガガの姿、歌声なかなか美しいし、やっぱガガはこういう曲歌わせても巧いねトニーが最初にガガにあった時に「君はジャズ・シンガーだよ!」と言ったというエピソードもうなずけるところ。エンディングの手前で一瞬感極まったのか、背景の動画でトニーガガの肩に手を置いているのを見てうるっと来ていたレディ・ガガ。やっぱ、イタリア系ニューヨーカーとして、ガガに取ってのトニーはスペシャルな存在だからねえ。自宅で見ているだろうトニーに向けて「トニー、愛してるわ!」と言って素晴らしいステージを終えてました。

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