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2021グラミー・ショー生ブログ#3

さあどんどん来る2021グラミー・ショー。次はダベイビーロディ・リッチがあの大ヒット曲「Rockstar」をパフォーマンスするらしいけど、何と二人とも純白のスーツとタキシードで登場、ストリングスをバックにバイオリンを引きまくるこちらも純白の黒人女性が横でプレイしたりと、アレンジもオリジナルのストイックなトラップ・スタイルからかなりシアトリカルでドラマティックなパフォーマンス。あたかもオーケストラを指揮するかのように、ファースト・ヴァースをラップしたダベイビーが、後ろに並ぶオペラシンガー風の4人(しかも全て年配の白人女性)にタクトを振るという演出もなかなかクールでユニーク。いや、よく見ると4人とも裁判官の恰好してるな。これはやっぱ政治的なメッセージもありそうですね。いやあ、これなかなかアリですね。(追記:このパフォーマンスにあのR&Bシンガーのアンソニー・ハミルトンもいたみたいですが、迂闊にも気が付かなかった。アンソニー、すまん)

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そして息もつかせずに登場したのが去年ラテンからメインストリーム・ポップに大きくブレイクアウトしたプエルトリコのバッド・バニー。青いネオンの支柱が何本も支えるステージに立つバッド・バニーがパフォーマンスするのは大ヒット曲「Dakiti」。フィーチャリングのジャイ・コーテスも奥から登場して、躍動感満点のパフォーマンスです。いやあ、ジャイってなかなか歌うまいね。最後にちゃんとお互いの名前を歌に読み込んで呼び合って、「プエルトリコ!」で締めるあたり、彼らのプライドと矜持を感じさせるパフォーマンスでした。

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そして「サプライズがあるけど本番まで言えないの」という事前ビデオアナウンスメントがWOWOWのセグメントで紹介されたデュア・リパのパフォーマンス。おお何と、ブラック・プーマ同様、こちらも幼少の頃からの自分の軌跡と、ライヴの時は無敵に感じるのよね、というデュアのインタビューのビデオを冒頭に入れて、現在ヒット中の「Levitating」のパフォーマンスに入るデュア。何やらエンヤとかを思わせるようなパープルのロングドレスに身を包み、バックも紫の雲海をバックに幻想的なステージングだなあ、と思ってたらおおっ、途中からさっきパフォームしたダベイビーが登場、デュアのリリックに乗ってなかなかクールで、結構オールドスクールなフロウをぶちかます、といういやあこれは生で見てたらかなり盛り上がる演出だね。離れたところでさっきパフォームしてたバッド・バニージャイ、そしてトレヴァーもウンチずわりしながら(失礼)結構乗って体を動かしてるのが現場の雰囲気を如実に伝えてます。おおっと今度はデュア、ピンクのビキニの上下に衣装替えして、ダンサーたちとROY、SOYのダブル部門ノミネートの「Don't Start Now」をパフォームするという、いやなかなかこれはゴージャスな進行、演出。デュアははっきりいって前からグラミーには過大評価されてるんじゃないかと思ってたし、今回のノミネートの多さと主要4賞3部門ノミネートはやりすぎでは、と思ってるんだけど、このパフォーマンスはなかなか見せてくれるわ。19歳とは思えない落ち着きようと風格みたいなものを感じました。おみそれしました

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