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サバゲーで人気のLE装備とは?

どうも、マルメの鷹です。

サバイバルゲームの現場では、太古よりLE装備が人気です。
ですがLE装備とは一体何なのか、そしてなぜ人気なのかをみていきましょう。

LE装備の概要

LEとはLaw Enforcementの略称であり、法執行機関という意味です。
サバゲーにおいては装備と二分するであろう人気装備になります。

これに関してはLE装備の第一人者である米LEテンプラさんの記事「LE装備(Law Enforcement)とは?」をご参照ください。
この記事は元々ミリブロの記事のリブートですが、元々2015年に投稿された記事です。

それまであった"警察装備"が、また一つ新しい進化に到ったのはこのブログ記事だったと考えます。

テキトーであやふやなどっかのブログ読むくらいなら、まずはこのテンプラさんの記事を3回読みましょう(他人任せ)


ただ、それでこの記事が終わったら、この記事の存在意義がないので、もう少し深掘りしていきます。


なぜLE装備が人気なのか

ではなぜLE装備が人気なのか、それについてみていきましょう!

1) お金がかからない(という錯覚)

この時点で語るのに気が重いのですが、LE装備においてまま見られるのは、私服+装備というお手軽装備です。

アメリカFBIエージェント

適当なシャツにジーンズやチノパン、それに銃やプレキャリを着れば即完成というLE装備は、きっとこれからサバゲーを始めたいという人にとってとてもハードルが低いのではないでしょうか?

誰も彼もがいきなりサバゲーに10万円を浪費できるわけではありません。簡単で見栄えがして、サバゲーっぽい装備を探したときに、安価でそれっぽく見えるという利点は、最大限に働くことでしょう。

と、ここまではサバゲー始めたたての人の話です。

ガチの装備勢としては、ポーチ1個に数万円とか、聞いたこともないパーツに十数万とかガンガン浪費しますし、逆に私服の方が民間の衣装ブランドの中古なんて手に入りませんから、むしろ完全再現が難しいと臍を噛むことになります。

そもそもCONDORのプレキャリで満足出来る時期なんてあっという間にすぎさります。
素人目には同じであろうと値段も手間も段違いの実物プレキャリを手に入れないと満足出来なくなるわけです。

そんな業の深い世界が、LE装備勢には広がっています。

まぁサバゲーはなんでも沼に直結している気がしますが……。

金がかからないのは最初だけ、覚えておきましょう。


2) 動きやすい(人もいる)

2021年11月20日 EULEN2021にてドイツLE(左、中央)、オランダLE(右) photo by @ありよし

そらぁ私服にプレキャリだけ着れば動きやすいですが、重犯罪の犯人捕まえに行く特殊部隊員だったらこのくらいの装備は着ているわけです。

LE装備だから動きやすいわけではなくて、危険性や緊急性に応じて身軽な装備で現場に入る人が動きやすそうなだけです。

初心者はお金をかけないシンプルスタイルで始めるでしょうが、ちょっとでもLE装備に本気になり出すと並みの軍特殊部隊員くらいの装備量にはあっという間に到ります。

下手すりゃ軍装備よりも、作戦が都市部で短時間で任務が完了するなLE装備の方が重装備なこともあります。

ただ不便さも楽しむのが、おかしくなり始めた装備勢の考え方です。

LE装備=動きやすいは初めのうち、です。


3) 意外と(ではなく)奥が深い

2021年11月20日EULEN2021にて photo by @keikei4580

結論、奥が深くなきゃ、こんなに人気になりません。

上の写真は、昨年開催された欧州LE装備のイベント写真です。

6人集まって全然違うのに、ジャンルでは<LE装備>に括られます。

やってもやっても終わらない探求とebayの日々に、寝るのも忘れて熱狂する楽しさが、ガチ装備勢にはあります。
これはきっと、どの再現装備にもありますけどね。

だからお前も、ガチLE装備勢にならないか? (c.v. 石田彰)


LE装備の始め方

LE装備の触りを確認した上で、始め方を考えて行きます。

1) まずどこのなんの部隊をやるのか決める

まずはどこの部隊をやるのか決めなければ、プレキャリを買うもへったくれもあるかい!!!と私は思うんですが、皆さんはどう思いますか?(突然の問い掛け)

その部隊がどこの国なのか、国によって「警察」というパッチは違います。警察装備=黒という幻想は、イマジンブレイクされて久しい昨今です。

どこの国で、どんな色の装備なのか、それを決めた上で、似たようなものを買うところから始めましょう。

最初に本気で決めておけば、あとから買い直したりする手間が省けます。例え初心者であっても、あとあと節約になるのでオススメです。


2) Twitterでその装備をやってるガチ勢をフォローする

サバゲー装備再現ハックですが、だいたいの有名な装備は先達者がいるものです。

Twitterでそういう人を探し、フォローして情報を集めましょう。

親切な人であればブログにまとめてくれているかもしれませんし、呟きで購入元が判明することもあります。


3) 仕事をして金を稼ぐ

LE装備に限らず、サバゲーの中でも装備勢として辛く厳しい世界を生きていくのならば、お金がかかります

お金がなければ、欲しいモノと出会っても手に入れることはできないのです。

装備勢としてガチにやっていくと気付くことは、欲しいモノを手に入れるにはお金時の運がないといけないということです。

幸運の女神には前髪しかないと言いますが、装備勢の女神も前髪しかいません。

金があっても手に入らないときは手に入らないし、ある時いきなり目を疑うような出物がeBayに出品されることもあるわけです。

そんなときに後悔しないため、真面目にコツコツ働きましょう……。

世知辛くなったなぁ……。


おわりに

なぜ人気なのか、に敷衍する話です。

LE装備は「“法に基づいて” 仕事をする」人たちの装備です。
つまり法治国家における正義側なわけです。

まぁもちろん「独裁国家の法はどうなんだとか」とか「正義の反対はまた別の正義」とか映画やドラマやアニメで手垢がつくほど語られた話を掘り下げていくとまた違うわけですが、恐らく多くの日本人が見る警察ものにおいては、警察は悪い奴らを捕まえる正義なわけです。

この勧善懲悪はサバゲーという非日常的ロールプレーにおいてとっても入りやすい導入となります。
銃を人に向けて撃ち合うという非日常体験で、正義の番人になりきる楽しさ、これがLE装備が人気な根底にあると思います。

アメリカや日本のドラマや映画で、命をかけて人を救うLE officerに憧憬の念を抱く人は多いと思います。

それになりきりたい、と思うのも自然のことでしょう。

ただ一つ、LE装備勢の端くれとして思うことは、どこまでいっても「ごっこ遊び」である我々は、<現実で命をかけているLE Officer>に対する敬意と尊敬を忘れてはならないと考えます。

今のご時世、SNSでアップロードする人もたくさんいると思いますが、それが本職の人の目に触れたとき、どう思われるのかなという気持ちは、持っていてもいいと思います。

ついつい楽しくなって悪ふざけしちゃいたい年頃の人もいるかと思いますが、それを忘れなければ何をしちゃいけないのかも、わかると思います。

私が出会ったガチのLE装備勢の方は、一人の例外なくみなさん根底にそれがありました。
だからこそ、私はこの狭い趣味みんなで続けられていると思います。

これからLE装備を始める人も、気にかけてくれたら嬉しいです。

堅い話になりましたが、ではでは……。

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