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本屋なのに、本の紹介が苦手です。

本屋になったら本の紹介をしてみたい。
それは、一種の憧れであり、使命のような気もしていたのですが、私は本の紹介が苦手です。
本に限らず、何かをおすすめするということが、そもそも苦手のような気がしています。

でも、せっかく本屋になったのだから、みなさんに本を読んでもらうために何かしたい。発信できる本屋になりたい。
そう思って、私なりの本の紹介の方法をいろいろと考えました。

そうしてたどり着いたのは、
本そのものを紹介するのではなくて、「本と出会っている自分自身」を紹介するということです。

「この本すごく良かったら読んでみて!」「あなたにおススメ!」というのは難しくても、「この本を読んで、こんなこと考えたんだ。いい出会いだったなあ。もしよければ読んでみて」ということなら、自信を持って言えます。

前回の記事にも書いたとおり、読書には、それを読んでいる自分自身が、その時どきで、自分に必要な答えを見つけ出せるという楽しみがあります。
私が伝えたいのは、そういう楽しみなのだから、実際に本と出会って楽しんでいる自分自身を発信してみよう。
それを読んでくださった誰かが、自分も本を読みたい、本と出会いたい!という気持ちになってくれたら、嬉しいです。

Instagramにて、【店主と、本のある暮らし】を投稿しています。
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