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【真贋調査突破報告】古本での真贋調査を実際に突破した方法

どうも、コギです!

本noteでは、古本での真贋調査対応をサポートし、実際にアカウントを復活させた方法を解説します。

今、様々な解決事例などを目にしますが、今回のケースはできるだけ古本の真贋調査の突破確率を上げる方法をまとめた内容となっております。是非参考にしていただければ幸いです。

もしこのnoteが参考になった、価値を感じていただけた方は、
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1.真贋調査って?

ほとんどの方はもう知っていると思いますが、真贋調査は、Amazonで販売をしていれば誰にでもくる可能性のある「あなたが出品している商品が、本物か偽物かを調査する」ものです。真贋調査はメーカーからの申し立てにより起こるパターンと、ランダムで商品をピックアップされるパターン、お客さんからのクレームにより来るパターンなど様々なパターンが存在します。

今回のケースで紹介するのは、今まで真贋調査が来ないと思われていた古本で真贋調査が来たという前代未聞のケースとなります。(他ジャンルでも今月に入り真贋調査が多発しているみたいですね)

2.真贋調査の具体的な対応

次に実際に今回の対応事例をご紹介させて頂きます。

まずは今回、古本の真贋調査がきたアカウントにはこのようなメールが届いております。

以下、実際にAmazonより通知があったメールの内容となります。

出品者様
ご利用のAmazon出品用アカウントを一時的に閉鎖し、出品情報を削除させていただきました。以下の問題が解決されるまで、出品者様へのお振込みは保留されますが、アカウント残高はそのままとなります。

この措置がとられた理由
Amazon のビジネスソリューション契約の第 3 項に従って、出品者様のアカウントは真贋の疑いのある商品を出品しているため停止されました。該当の商品の一覧は、本 E メールの最後で確認できます。
安心してお買い物をしていただけるようにするために、出品者様に定期的に追加書類のご提供をお願いし、出品者様のアカウント情報と特定商品の真贋を確認しております。

Amazon では、偽造品の販売は固く禁じられています。偽造商品の販売に関する Amazon のポリシーについて詳しくは、以下のセラーセントラルヘルプページをご覧ください。
Amazon偽造品の取り組み(https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/help/201165970)
規約・ガイドライン(https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/help/521)
Amazon サービスビジネスソリューション契約 (https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/help/1791)
アカウントを再開する方法
出品用アカウントを再開するには、本Eメールの末尾に記載されているASINについて、以下の情報をお送りください。
仕入れ先から発行された、発行日から 365 日以内の請求書、領収書、契約書、配送注文書、または販売許可書の写し。記載されている商品数が出品者様の在庫と一致している必要があります。
出品者様がブランド所有者でない場合、販売許可書と、供給プロセスが有効であることを証明する書類一式 (販売許可書を含む)。
出品者様がブランド所有者である場合、ブランド登録証明書のコピーと、事業者免許または個人の身分証明書のコピー。
仕入れ先の連絡先情報(名前、電話番号、住所、Eメール、ウェブサイトを含む)。
ご提出いただくファイルは、.pdf、.jpg、.png、.gif のいずれかの形式でお送りください。これらの書類は、正本であり、改変されていないものである必要があります。Amazonから仕入れ先に連絡し、提出書類について確認させていただく場合がございますのでご了承ください。仕入れ先の連絡先情報の機密は厳守いたします。
価格情報は削除することができますが、それ以外の情報は明示されている必要があります。確認しやすいように、審査中のASINを強調表示したり丸で囲ったりしていただけますと幸いです。
必要な情報の送信方法
セラーセントラルのパフォーマンス通知ページ (https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/customer-experience/perf-notifications.htm...) で、このメッセージの横にある「対応について詳細を連絡する」ボタンをクリックして、この情報を送信してください。
必要な情報をお送りいただけない場合
17日以内に必要な情報をご提供いただけない場合、または異議申し立てが2回不調になった場合(いずれかが先に発生した時点で)、Amazonへの出品ができなくなる可能性がございます。この決定に対する異議申し立てが不調の場合、引き続きお支払いが保留されることがあります。
残高や決済情報は、セラーセントラルの「ペイメント」セクションでご確認いただけます。この件に関するご質問は、payments-funds@amazon.co.jpまで E メールにてお問い合わせください。
サポートが必要な場合
改善計画の作成について詳しくは、セラーセントラルヘルプページ (https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/help/200370560)をご覧ください。
出品者様のパフォーマンスは、セラーセントラル (https://sellercentral.amazon.co.jp/performance/dashboard?ref=ah_em_pq) でご確認いただけます。また、iOS デバイス用 (https://itunes.apple.com/jp/app/amazon-seller/id794141485?mt=8) または Android デバイス用 (https://play.google.com/store/apps/details?id=com.amazon.sellermobile.android&hl...) の Amazon 出品アプリのホーム画面で「アカウント健全性」を選択してご確認いただくこともできます。 アカウント健全性ダッシュボードには、Amazon に出品するために必要なパフォーマンス指標やポリシーに対して、出品者様のアカウントでどれだけの実績を上げられているかが表示されます。
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ASIN: ~~~~~~~
ブランド: 岩波書店
商品名: ~~~~~~~
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ASIN: ~~~~~~~
ブランド: KADOKAWA
商品名: ~~~~~~~
-------------------------------------
ASIN: ~~~~~~~
ブランド: KADOKAWA
商品名: ~~~~~~~

このような内容となっております。

他の情報を見る限り、KADOKAWAの商品が来やすいという情報もあり、仕入れないようにしようという情報もありますが、私の感想からさせてもらうとそれだけに注意していても根本的な対応策にはならないと思います。理由としては、古本は真贋調査こないと思っていたのに来たという、Amazon側は何をしてくるかわからないということです。ランダムピックというのもありますし、全ブランド/全ジャンルで真贋調査が入る可能性はあると思っておかなければ、いざという時に対応できません。

では、具体的にどのように対応したらいいの?

ここが一番気になるところだと思いますので、順を追って今回行った内容を説明していきます。

まずはAmazon側は何を求めているのかを考えてみましょう。

真贋調査なのですから「偽物ではない」ということを証明しなければなりません。ですが、中古本で100%偽物ではないと言い切ることは不可能に近いということだけは覚えておいてください。超精巧な偽物であれば全てを偽造することができるからです。家電製品の偽物であれば、メーカーに問い合わせれば偽物と判断する箇所もあるようなのですが、本に関しては無理なのではないかと考えます。まぁ、そこまでして偽造するメリットがあるかどうかはさておき。なので最大限証明できることとしては、自分の仕入れた商品は盗んだり偽造したものではなく、どこから仕入れて販売をしたのかを証明することです。

では何で証明すればいいのか?

店舗から購入した時にもらえるものはレシートしかありません。

レシート


しかしご存知の方も多いと思いますが、レシートでは必要情報が少なすぎることと、Amazonが求めている情報が記載されていないこともあり、真贋調査を突破できる可能性は低いんです。更にブックオフでよく仕入れをする小槌シールの商品を購入した際に、レシートには書籍名が記載されていないというのも難しいと思う要因の一つです。

ですが今回の古本の真贋調査突破の事例ではレシートで通ったという話や私物で通ったという話も聞きますので、今まで聞いていた話よりは比較的軽い真贋調査だったのかとも思います。

書籍名が記載されていないもので、ブックオフから仕入れましたというのは証拠不十分で少し怖いので、今回は別の方法で対策致しました。

Amazonが求めている情報をメール内容から引用すると

仕入れ先から発行された、発行日から 365 日以内の請求書、領収書、契約書、配送注文書、または販売許可書の写し。記載されている商品数が出品者様の在庫と一致している必要があります。
出品者様がブランド所有者でない場合、販売許可書と、供給プロセスが有効であることを証明する書類一式 (販売許可書を含む)。
出品者様がブランド所有者である場合、ブランド登録証明書のコピーと、事業者免許または個人の身分証明書のコピー。
仕入れ先の連絡先情報(名前、電話番号、住所、Eメール、ウェブサイトを含む)
ご提出いただくファイルは、.pdf、.jpg、.png、.gif のいずれかの形式でお送りください。これらの書類は、正本であり、改変されていないものである必要があります。

現時点で用意できる可能性があるものは何だと思いますか?

現実的に可能な最大限の書類は【365日以内に発行された領収書】になります。これが今回のキーアイテムです。

でも領収書なんて毎回ブックオフで貰わなければいけないの?

毎回領収書を貰うに越したことはないですが、1日に7店舗以上まわる時には、自分も大変だし店舗も大変だと思うので、毎回もらうのは現実的ではないのではないかと私は考えています。ここはご自身で判断してください。

じゃあどうすればいいの?

今回分かったことは、仕入れの後でも領収書を貰うことが可能だということです。

ですがここで注意点もあります。私が実際に近隣のブックオフ店舗に電話で確認した時の内容を以下に記載いたします。

・領収書の発行は可能
・領収書は責任者の人しか対応できない
・数日以内でなければ対応できない(ここはおそらく責任者が面倒だと判断したから)
・領収書は自店の専用のものがあるのでそれでしか出せない(店舗によって変わります)

このように、責任者の判断一つで出来るか出来ないか変わってくる項目も多く存在しますので、このあたりは責任者の方の気を悪くしないように慎重に行動する必要があります。ですが、前に購入したものでも領収書を発行してもらえるという事実はここでわかりました。

領収書についてですが、店舗で領収書を発行してもらう際に、以下のような情報を記載しなければなりません。

・Amazon店舗名,住所,電話番号などのAmazonに登録している情報
・仕入れ先の連絡先情報(名前、電話番号、住所、Eメール、ウェブサイトを含む)
・仕入れた商品情報(JAN or ASIN,品名,数量,金額)
・レシートとの紐付け

これを店舗でやってもらうと、結構時間がかかってしまうのと、書いて頂く責任者の方もやりたくないと思ってしまいます。

なので、必要情報を全て記載した領収書を代わりに作成して購入店舗の手間を減らしてあげることも、領収書取得を成功に導く鍵となります。

しかし私の近隣店舗に電話した際にも自店専用の領収書でなければダメというところもありますので、自身が購入した店舗に確認してください。その際はしっかりと情報の漏れのないように記載してもらいましょう。

自分で作成した領収書では、いくらでも偽造できてしまうため、自分で作成した領収書を持っていく場合は、証明のためにブックオフの印鑑を押印してもらうのが大前提となります。

※ここでワンポイント
みなさん古物商を持っていると思いますので、管理はしているとは思いますが、どこでどの商品を仕入れたかという情報はまとめておくようにしましょう。どこで買ったかが分からなければ、領収書を発行してもらうことも出来ないので、仕入れから帰ったら管理シートなどに入力しておいてください。


一旦ここで店舗に行く際に必要なものをまとめてみます。

・代行作成した領収書
・購入時のレシート
・頭を下げてでも領収書を貰う気持ち


これらの必要なものを揃えたらすぐに店舗に行きましょう。事情を簡潔に丁寧に伝えることと、失礼のない対応が重要です。

以下、実際に貰うことの出来た領収書の画像となります。(一部情報は特定防止のため伏せさせて頂きます。)

画像3

無事、今回の真贋調査を突破するためのキーアイテムをゲットすることができました。ここから実際に調査が入っている部分の商品をマーキングしてレシートと領収書をまとめて提出することで、古本の真贋調査は突破することができました。

完璧に本物ですと言い切ることはできませんが、大手のブックオフが偽物を販売するわけがないということで突破できたのではないかと推測しております。

3.最後に

おおまかなやるべきことをまとめておきます。

①真贋調査の来たレシートを探す
②領収書を作成する(店舗次第)
③領収書を取得する
④AmazonにPDFやJPGなどの形式で返信する

真贋調査を突破した事例もいくつかありますので、ご自身の判断で最良の選択をしていただければ幸いです。

今回紹介した内容で、真贋調査の突破確率は高くなると思います。ですが、結局はアカウントスペシャリスト次第という点もありますので、絶対に100%はないという気持ちは持っていてください。(まぁ、ブックオフが偽物をもし販売していたらそっちの方が大問題だとも思うのですが、、、)

真贋調査は実際怖いので、メルカリなどの別販路に逃げてしまうセラーもいるかもしれません。しかし、やはりAmazonというプラットフォームは大きいのでここで販売できるか出来ないかで利益が大きく変わってくることは確かです。Amazonで販売していくために、まずはいつ真贋調査が来てもいいように対策をしておく、真贋調査が来るような危険な商品(メーカー)を仕入れないことで、自分のアカウントを守れる可能性を最大限にしておくことが重要です。

今回は無事通りましたのでよかったですが、本当に何が起きるか分からないのがAmazonのプラットフォーム。

使用する上で常に何が起きても対応していける柔軟性が必要です。

自分のアカウントを守るのは誰でもなくあなた自身です。

怖い気持ちもありますが、ここで怖いからせどりをやめずに仕入れをしていってもらいたいと私は切に願います。

違法なことをしているわけではありませんので、柔軟な対応力を見につけていき、楽しく大きく利益を上げていきましょう!

ここまで読んでいただきありがとう御座いました。

それではっ!


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