待ち呆け

日常の中空っぽな気がして 埋め合わせの何かを探して
見つからなくて掘った穴に隠れて 世界の誰からも触れられぬ場所へ

ありきたりな慰めが欲しくて 他の誰より、なんて言葉見つけて
命の音を失くした人が居た 僕だけなんて存在しないよ

あぁ、今狂ったリズムと共に歩んでいます。
伸びた髪の隙間から何が見えますか?

今僕は18回目の意味を探して迷子の途中
こっちじゃないか、あちらでもないな
一体何時になれば生きたくなるの?

いつまで経ってもここで待ち呆け あれからどれ位人に触れてない?
人間なんて良く出来たもんだ 無いなら無いで欲しくなるみたいだ

あぁ、今変拍子刻む鼓動を恐れています
幼きあの頃みたいに空が綺麗に見えた

待って、待ってよ、何処に行くんだよ? 僕はずっと此処にいるだろう。
ほんの少しの温度だけで良い。 一人じゃなけりゃもうそれで良い。

あぁ、皆擦り剥いた足で自分で歩いています。
眺める僕はズルくて、ただ滑稽だ。

待って、待ってよ、僕も行くから。 一人は嫌だよ、だって冷たいから。
ねぇ聞こえてる?この音色は。 ねぇ届いてる? この言葉は。

知らん顔して行ってしまうだろう。
あっという間に見えなくなるだろう。
いつまでかかるか分かりやしないけど、
足を引き摺って、地平線の先でいつか逢えるかな。

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