ブログ村

無料ブログ

※レースラップの表記注意点。

・日本のラップ表記に近づけるため小数点第2位は8捨9入という特殊スタイルをとっています

・海外競馬は各国タイムの計測の仕方が違います。

日本ではゲート後数m走ってから時計の計測が始まります。この時計の計測地点までの距離を助走区間といいます。

欧州はゲートが開く前から時計の計測が始まることが常です。

アメリカはゲート後2秒くらいしてから時計の計測が始まります。

このように各国時計の計測地点が日本とは違います。

ペースにだけはなるべく日本式と表記して、日本の時計計測と同じになるように補正しています。

走破時計は補正しません。

・海外競馬は日本と時計の表記も違い、小数点第二位以下のラップが表記されます。

見やすくするために小数点第二位以下は8捨9入というスタイルを取ってこちらでは表記しています。

なのでラップの合算と走破時計が合わないことがあるので注意してください。

2ハロン合算でラップが表記されるレースも多いので、勝負どころの上がり4ハロンは1ハロンごとに自己計測しています。


インターナショナルS過去ラップ&平均ラップ


コース解説

欧州競馬場としては珍しいタイプのコースで二面性を持っている。
良馬場だとかなり軽い馬場になりやすいのだが雨が降ると急に馬場が重くなって時計がかかる。
なので馬場次第では適性が反対になりやすい。
ヨーク競馬場は欧州では珍しく平坦な競馬場。
インターナショナルSが施行されるこの時期は芝が高速状態になりやすく、平坦ということもあり、非常に日本馬に向いている条件になりやすい。
ただ、ラップを見ればわかるのだが、かなり特殊で一筋縄ではいかないラップとなっている。
一言でいえば極上の切れ味が問われるレースになりやすい。
言ってしまえば世界で1番の切れる馬を決めるレースといっていい。
とはいってもただ切れればいいのではなく、切れるポイントが違うのが面白い。

19年のシュヴァルグランなんかは視覚的にわかりやすい。
最速地点でカメラアウトするくらい切れ負けしてしまうのだが、減速地点の最後の1ハロンで猛追となっていた。
まともに良馬場で高速馬場となってしまうと、ただ強い馬を選べばいいという欧州的な競馬の考え方が通用しなくなってしまう。
欧州のGⅠでもこのレースだけはかなり異質なレース質を持っている。
なのでまずはこのレースを理解することから始めたないとスタート地点にも立てない。
言ってしまえば予想家のほとんどがスタート地点でこけてしまうと思っている。
ここは他の予想家よりも大分アドバンテージのあるレースだと思っている。

海外競馬を本気で取り組みたい方や、自称競馬上級者を語っている方はまずはラップを手に取ってほしい。
このレースがいかに異質なレースかというのがよくわかるので。

ただ切れればいいだけではないというのもよくわかると思う。

ここから先は

17,998字

¥ 1,000

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?