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年頭の挨拶

昨日、アメリカ、ロシア、中国、フランス、イギリスの核保有5か国は「核を持つ国同士は戦ってはいけない」という共同声明を発表し、「核兵器は、防衛や侵略の抑止、戦争を防ぐという目的のために存在しなければならない」として、核拡散防止に取り組む姿勢を強く打ち出した。この5か国が国連安保理の常任理事国であることを考えれば、今回の共同声明は年頭の挨拶として、建前の上では、申し分のないものである。

今朝、北朝鮮が弾道ミサイルと思しきものを日本海に向けて発射したことは、この5か国共同声明に対するひとつの反応ではないだろうか。これは、軍事的行為ではなく、政治的行為である。まずは、アメリカによる北朝鮮に対する敵視政策を見直せという意思表示ではないかと推察する。何度も繰り返されてきたやりとりである。

ミサイル発射に対する日本の反応も、いつもどおりの「遺憾の意」。

2022年が平和な年でありますように。

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