アニメ療法|パントー・フランチェスコ
私は2020年ころから、漫画・アニメに関連する本を年に数回「何か新しいもの出されていないかな~」とアマゾンで検索をかけて探しています。
そこで検索に掛かったのがこの本です。
書名や表紙に書かれてある「心をケアするエンターテインメント」という文言から「アニメを利用して心のケアをする」ということは分かっていたのですが
「このアニメの主人公の生きざまカッコいいだろ。君たちもこうなってみてはどうだい。悩みなど吹っ飛ばそうぜ」
なんていうことが誰もが気楽に読める感じで書かれているのかと思ったらどっこい。
「心理療法の一つとしてアニメなどが使える、いや、使えるとかどうとかじゃなくて、アニメこそが心理療法としてものすごく有用なんだ」
と、心のケアにアニメを使う研究している臨床精神科医さんが真面目に書いている本でした。
読者対象?
アニメを単なる消費のための娯楽としてではなく、せっかくアニメを見ているのなら楽しむだけでなくふんだんの生活でも役立てられるなら役立ててみたいと、今、ちょっとでも思った人なら読んでみてください。
おもしろいですよ。
なお、アニメ療法はアニメに限らず、「日本製のゲームや漫画、小説などの物語作品」が対象になっていると書かれてあります。
なので、アニメに限らずゲーム・漫画・小説に興味のある人も気になったら手にしてみてください。
ただ、一般的に向けた本とは思えない部分も多いので、難しい本はあまり読みたくないという人はやめておいた方がいいかもしれません。
あとは、専門家に相談しに行くほどでもないが、精神的に不安を感じることが頻繁にあるというなら、自分で自分の健康を管理する方法の一つとしてアニメ療法を知るのもアリかと思います。
その他の著書
つい最近、アニメ・漫画関連の本を検索したら、新たに
『実践 アニメ療法 臨床で役立つ物語の処方箋』
という本を出していました。
前回の本とことなり、表紙がアニメ好きにはそそられるものになっていますね。
買おうかなと思ったのですが
価格が…
3,740円。
中古で安くなる傾向が見られたら中古で買おうかなと、まだ購入していません。
で、アマゾン内で先生の名前を検索するとこれ以外にも本を出しているではないですか。
正直内容が内容だっただけに、この先生が2冊目を出すと思っていなかったので、こんな短期間(1年半)で4冊も出しているのには驚きました。
1冊目同様2冊目も光文社が出しているのを見ると、1冊目がそこそこ売れたからなんでしょうかね?
それにしても、表紙がすごく良い。
アニメ・漫画・ライトノベル好きだったら、表紙に引きつけられてしまうはず。
本は表紙で売るもんだなと改めて思った。
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