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映画、写真、手帳、ノート、お菓子好き。 https://www.instagram.com/boocun006/

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A Simple Favor/シンプル・フェイバー

だからコメディ監督って好きだな。 原作小説を発売前に映画化決定で青田買い? 原作は読んでないけどこの先何が起こるのか? 今このシナリオは誰が考えたものなのか? それがわからなくて最後の最後までハラハラドキドキ。 最後に笑うのが誰なのか全くわからなかった。 本筋だけ考えたらもっとダークでノワール的に撮れたと思うけど、そこはやっぱりポール・フェイグ監督、ニューヨーク郊外の明るい子育て住宅街で太陽を浴びながら事はどんどん生臭い方に進んでいく。 ブレイク・ライブリーの美貌とファ

    • See You Up There/天国でまた会おう

      本当にまた会えるかな? 戦地で命を助け合ったアルベールとエドゥアール。 戦争は二人からいろんなものを奪っていった。そんな世界に復讐するためにふたりは秘密の計画を立てる。実際に計画を立てたのはエドゥアール。アルベールは不安になりながらもエドゥアールの計画に乗るしか道はなくなってくる。 言葉を失ったエドゥアールに、小さな通訳もついてきた。 第一次世界大戦後のフランス。戦没者は手厚く葬られ、帰還兵には仕事もない。 いや、きっと手厚く葬られたのはごく一部。戦没者はその魂を誰もが感

      • ネットプリントのお知らせ

        今回のネットプリントは映画のペーパーの配信もあるのでこちらにも載せておきます。 期間 3/7~3/14(ファミマとローソンは3/15 9時頃までとなります。) 内容 NandMとは「A NOTEBOOK AND MOVIES」の略でたまに映画の話も書き    ますが、メインは手帳のことです。今回は24枚目になります。    アカデミー賞授賞式までにノミネートされている作品の中からすでに鑑賞済    みの作品の感想を1作品づつ配信します。4枚目は「女王陛下のお気に入り」です

        • GREENBOOK/グリーンブック

          「グリーンブック」とは黒人専用の旅行ガイド。 だけどそれは専用のガイドがないと泊まれるところも食事のできるところも見つからないということ。 60年代アメリカ南部。表向きには差別なんてしていないと言いながら、今までのルールがこうだからという理由で黒人をはねのける白人の紳士たち。 白人社会で育ったアメリカの白人たちは黒人の世界的ピアニスト、ドクター・シャーリーを人間としては扱ってくれない。ピアノの演奏を聴くために着飾って集まるものの「あなたは素晴らしい」と言いながら、平気で外の

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          First Man/ファースト・マン

          これは最愛の娘を亡くし、ただ寡黙に最善を尽くしただけの一人の男の物語。 たぶん彼は死ぬことなんて怖くはなかった。だって自分の小さな娘も経験したことだから。それよりも怖いのは自分がベストを尽くせないこと。だってベストを尽くしたはずの仲間たちがことごとく死の淵へ向かっていった。その先のことは誰にもわからない。 だからこそ月面に降り立った彼の最初の言葉は、自分個人としての想いではなく、地球にいる人類全ての代表であるという証のものだった。 そんな彼にももう一人の子供がいる。強く

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          映画zine「オスカー・ゴーズ・トゥ」

          映画をあまり見ない人でも楽しめるように2019年のアカデミー賞作品の俳優たちをピックアップしたZINEを作りました。 アカデミー賞ってどんな賞?っていうところから解説してます。 ノミネート全作品とはいきませんが、公開中のものからこれから公開のものまで気になる作品や出演している俳優たちについていろいろと書いてます。 ネットショップTinyPress©︎にて発売中です。 今年もアカデミー賞が決まりました。 なかなか予想するのが難しかったですが落ち着くところに落ち着いたなぁ

          映画zine「オスカー・ゴーズ・トゥ」

          The Favourite/女王陛下のお気に入り

          不毛すぎる。戦争中ながら不毛な議論や思考を繰り返す貴族たち。 だけど本作は政治のことは置いといて、政治に関係なく進んでいく女王の寵愛をめぐる物語。一番女王を愛し、政治のことにも真剣に取り組んでいたレディ・サラがダイアナ妃やチャーチルの祖先というのも納得。(この茶番劇の中では一番まともな気がする)だけどまともな人間が一番魅力的かというとそうじゃない。 レディ・サラと張り合い、蹴落としていくサラとは従姉妹のアビゲイル。彼女さえ来なければ宮廷はサラの天下だったはず。 でも性格がい

          The Favourite/女王陛下のお気に入り

          ネットプリントのお知らせ

          アカデミー賞授賞式までにノミネート作品の中で鑑賞したもののレビューをネットプリントで配信しています。 今回は「天才作家の妻 40年目の真実」と「ボヘミアン・ラプソディ」。 よかったらコンビニでプリントしてみて下さい。 セブンイレブン  「天才作家の妻 40年目の真実」→QUZJ2H5H 「ボヘミアン・ラプソディ」→RAC3RFHT          (2/27 23:59p.m.までプリントできます) ローソン・ファミマ 「天才作家の妻 40年目の真実」 「ボヘミアン・ラ

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          MAGICAL GIRL/マジカル・ガール

          ずっと見ようと思っていてHDDの中で眠っていたこの映画。 思ってたのと全然違ってた! まず貧乏父子家庭の闘病物語であって、ちょっと不思議なお話でもあって、最終的には「ほっこり」でおさまる作品かと考えていたけど、それはとんでもない間違いだった。 闘病は事実。 父の愛も事実。 だけどこの父が娘に高額なプレゼントを贈るために犯罪に手を染めそうになった瞬間から、物語はどんどんおかしな方向に向かっていく。 オープニングからこのシーンは何のため?って考えていたけれど、それが何となく

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          AQUAMAN/アクアマン

          これはDCのやけっぱちか開き直りか!? 開き直りだとしたらどうもそれがうまくいったみたい。脚本でもVFXでも、もうマーベルと張り合う気は無いらしい。もしくは全ての力を「ワンダーウーマン」に集中させるためなのか。 とにかく「アクアマン」は今までの娯楽ヒット作、アクション、ラブコメ、SF、なんでもジャンル問わずでいいと思った構図なり演出なりを全部詰め込んで、これでヒットしないはずがない!とばかりに作り上げた作品みたい。 とにかくなんでもやってみて、それがダメならその時考えるとい

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          Tulip Fever/チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛

          17世紀オランダ。希少な価値を持つチューリップの球根が高値で引き取られ、誰もがこの熱狂に惹きつけられた一瞬の時代。 この作品はチューリップのお話ではなくて愛のない結婚をしなければならなかった時代の当然と言えば当然の若い男女の恋の結末を描くストーリー。 孤児院で育ったソフィアはお金持ちのコルネリスと結婚。しかし子宝に恵まれず離婚されるのではと恟々とした日々を送る。そんな中、美しい妻の肖像画を描かせようとコルネリスが連れてきた貧乏画家のヤンとソフィアは恋に落ちる。 と、ここま

          Tulip Fever/チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛

          ネットプリントのお知らせ

          インスタの方ではもう1年以上定期的に配信してますが、noteでのお知らせは初めてです。今回は映画のペーパーの配信もあるのでこちらにも載せておきます。 期間 2/5~2/12(ファミマとローソンは2/13 15時頃までとなります。) 内容 NandMとは「A NOTEBOOK AND MOVIES」の略でたまに映画の話も書き    ますが、メインは手帳のことです。今回は23枚目になります。    アカデミー賞授賞式までにノミネートされている作品の中からすでに鑑賞済    み

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          コメディー映画が好きだ。「いつだってやめられる」三部作

          前回の記事でも書いたようにこの時期に気になることと言えばアカデミー賞の行方ですが、感動ものの素晴らしい作品は数あれど、時期的な反動もあってか、常に私が求めいているのか、コメディー映画が大好きです。 特に煮詰まった時とかどうしようもなく落ち込んでいる時に観るコメディーは格別で、とにかく「ほんの少し」ですが癒されます。 今回の私は特に落ち込んでいたわけではないけれど、ずーっと見たかったイタリアのコメディー三部作「いつだってやめられる」がやっと観れたので嬉しさのあまりのアップで

          コメディー映画が好きだ。「いつだってやめられる」三部作

          第91回アカデミー賞ノミネート

          今年もこの季節がやってきました。今回はどうも混戦模様。毎年ここまでくれば本命と対抗馬の図式がはっきりしてくるのですが、そううまくはいかないようです。 主要8部門のノミニーをメモしておきます。まずは作品賞から。 ・ブラック・パンサー   ・ブラック・クランズマン ・ボヘミアン・ラプソディー ・女王陛下のお気に入り ・グリーン・ブック ・ROMA/ローマ(Netflix) ・アリー スター誕生 ・バイス 続いて監督賞。 ・アルフォンソ・キュアロン(ROMA/ローマ) ・ス

          第91回アカデミー賞ノミネート

          All I See IS You/かごの中の瞳

          見えていた頃がある 見えていた頃が私を作った 見えない時間はそれなり それなりに上手く生きてきた 見えていた私は あなたを選んでた? 見えていた私を あなたは選んでた? 見える見えないは私の本質じゃない 私はすでにできあがっていた 見えない私を選んだあなたも とうの昔にできあがっていた 私の本質を愛さないあなたに 私はもう用がない 見えている私に あなたはもう用がない

          All I See IS You/かごの中の瞳

          Louder than Bombs/母の残像

          人はいつか死ぬ 残った者は理由を問う 選択肢を問う 考えても時間は戻らない 人は仮面をつける 素顔の彼女は誰も知らない でもどれも素顔だ 仮面と思うのは 彼女以外の者たち 主観が他人を作り出す 主観が自分以外の者を 自分の内側に作り出す 自分の中の他人を思う 自分の納得のため他人を思う それができたら やっと自分のための主観を取り戻す 他人の主観を理解するために 自分の主観を取り戻す

          Louder than Bombs/母の残像