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茅葺屋根の再生

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受け継いだ茅葺屋根の家。自分たちでできないかなと思い立ってスタートした茅葺屋根再生。やればできるもんや。
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#DIY

茅葺2日目

やはり、職人の朝は早い! 『かやぶきの家 まねきや』にあったルービックキューブ。バラバラだったのに完成している!実は茅葺職人の本間さんは、この茅葺屋根の家に泊まってもらっている。昨日、冗談で 「ルービックキューブあるんで完成させてくださいよ〜」 と言ったら、本当に完成させちゃったらしい!YouTubeを見ながら3時間くらいかけてやったらしい!集中力がすごいな!まねきやに来た子供達がみんなビックリ!一躍子供達のヒーローになっていた。みんなやり方を教えて欲しくて本間さん

1日目

昨日はあんなに降った雨が嘘のように晴れた!さてさて頑張るか! ちょっと早めに…と、思ったら、職人さんの朝は早い。 今日は、前回茅を葺いた部分の上部分を施工していく。まずは、茅の量が足りずに板金を差し込んだ部分を撤去し、丸太で足場を作る。 あとは、上にどんどんと茅を足していく。 それを竹で抑えて締めていく。実際は竹だと割れてしまうため、雑木を利用するらしい。ただ、なかなか手に入らないので、竹で代用する。 屋根裏と連携して竹の部分に縄を固定していく。 ただ縛るだけだと

点検からスタート

あいにくの雨!悩ましい! でも、茅葺職人の本間さん参上!フェリーは相当揺れたらしい…。ありがとうございます…。 気を取り直して!軽トラ1杯分の茅も積んできてくれた!それを早速下ろしてまずは現状の点検から。 茅が本来は、軒先に庇のようにある程度出っ張るものだが、だいぶ減っていて木材に水が当たるくらいになっており、しかも薄くなってしまっている。直接木材に水が当たることはかなり良くないということで、その部分まである程度の応急処置までできたらいいとのこと。 この角の軒先を直す

本番の準備

いよいよ今日(8/18)、茅葺職人の本間さんが秋田から来てくれる。 今回は、自分達で刈り取った茅も当然使用する。その茅を刈った茅場は茂辺地という場所で、『かやぶきの家 まねきや』まではまあまあ遠い。使う分を当日移動するにはタイムロスがあるので、今日ある程度近くまで運ぶことにした。 昨年の11月後半から約1ヶ月間、行けるときに刈った分。軽トラ2台分になった。 茅の移動作業には、まねきやに通う子供たちやそのお父さんも手伝ってくれた。 実は、この茅葺屋根の家は、放課後クラブ

屋根の材料集め

『家の屋根を直す』 屋根を貼り替える、塗装する、一部修繕する。普通に考えると業者発注の一択。 それが、茅葺になるとそうとも限らない。まあ、昔は自分達、というか集落の人達で屋根の修繕をやっていただのだから。DIYという言葉が流行ってだいぶ経つが、いつからなんでもかんでも業者に発注する分業システムになってしまったのか。DIYのような日本語ってあるんかな。 茅葺は、今のところ職人さんに一から教えてもらわないと全く進まないのが現状だ。なんとか技術をものにして自分達だけでできるよ

初茅葺DAY

ついに集めた茅を使う時が! 暖かくなったら。と言っていたが、コロナがあって、なかなかどうするかがはっきりしていなかった。 そんな中、雨漏りが少しヒドくなってきていた。 借りてもらっている代表者の大志さんと話をし、近々とりあえずやってみましょう!となった。正直、やり方がいまいち分かっていない状態だったのが、ブレーキになっていたのかもしれない。 とにかくやることを決めてしまえば、あとはもうやるだけ!自らの人脈をフル回転させて、頼りになる人たちに声がけ! 陶芸家の大志