見出し画像

初めてスポンサーとして参加したRubyKaigi 2024レポート

こんにちは、前回の記事で『ゼルダの伝説ティアキン』を再開したと宣言していたけどすぐに止まってしまったTimeTree CTOのScott( @bonty )です。今回もめちゃくちゃ筆が遅いのですが、2024/05/15〜17に沖縄県那覇市で開催されたRubyKaigi2024のレポートを書いていきます。

カンファレンスに会社として初めてスポンサーした件

TimeTreeロゴが!!!!

今回TimeTreeは初めて技術カンファレンスにスポンサーを出しました。Goldスポンサーでした。初めてのスポンサーということで探った感じではあるのですが、RubyKaigiのスポンサーボードにTimeTreeのロゴが載っていて(当たり前)めちゃ嬉しくなりました。
TimeTreeは2014年のリリース以来サーバーサイドはRuby on Railsで開発していて、RubyおよびRailsのコミュニティにはお世話になりっぱなしでした。今回スポンサーという形で少しでも貢献することができてよかったと感じています。

セッション

会場の雰囲気

今回は将来ブースを出す時の参考に…と考えながらブースを練り歩いていたのであまりたくさんセッションは見れなかったのですが、いくつかの面白いセッションがあったので感想を載せます。

YJIT Makes Rails 1.7x Faster

Ruby 3.3でのYJITのアップデートに関する発表でした。非対応のメソッド呼び出しに対するFallback、VMスタックの値をレジスタに書き込むような変更、メソッドのインライン展開などの手法によってパフォーマンスを向上させているとのことでした。
昨年RubyKaigiでYJITの発表を聞き、TimeTreeでもYJITの導入について検討しているのですが諸々の事情がありまだ完全に本番導入はできていません…。今年こそは…!!

JRuby 10: Ruby 3.3 on the Modern JVM

実はJRubyについては全く触ったことがない状態だったのですが、RubyKaigi初日の夜にスピーカーの @headius さんとビアバーで偶然鉢合わせ、一緒に飲んで興味が出たので聞いてみました。こういう出会いもオフラインイベントならではで楽しいですね。

内容はJRuby 10のアップデートとCRubyとの比較に関する発表でした。JRuby 10ではRuby 3.4互換になっており、パーサーとしてJavaバージョンとPrismを採用しているようですが、将来的にはPrismがデフォルトになるようです。
またCRaCを採用してJRubyの起動速度を大幅に改善できるとのことでした。個人的に最近Dockerコンテナの起動速度を上げられないかと思ってCRaCについて調べ始めたところだったので、CRaCの話がてた時内心テンションが上がってました。

2年目のRubyKaigiで感じたこと

エンジニアとしてのキャリアは10年を超えて結構なおじさんなのですが、キャリアを通じてあまり技術カンファレンスに参加してきませんでした。RubyKaigiの参加は今回が2回目となります。
初参加後なった去年のRubyKaigiも楽しかったのですが、周りに知人がそんなにおらず粛々とセッションを回るだけ…という感じだったのが、今年は去年お話ししていただいた方やKaigi on Railsでお話しした方と話すことができてめちゃくちゃ楽しかったです!
2年目の謎の余裕が出たのかフラッと人に話しかけることもできるようになって来年がさらに楽しみになりました。
あと去年会場で開催されていた野良keebkaigiに参加し損ねたので「今年こそは!」と思って最近作ったTOTEMキーボードを持って行ってたのですが、無事野良keebkaigiが開催されて参加できたのもめっちゃよかったです。

まとめ

元々インドア派であんまり知らない人と話をしたりするのも苦手な性格なんですが、Rubyというプログラミング言語を通じてたくさんの人と知り合い、知見について話し合えるRubyKaigiは今更ですがめちゃくちゃいいイベントだなと感じています。これからも参加したいなと思うと同時にそろそろコードで貢献したいなという思いが強くなってきたRubyKaigi2024でした。

一度はやってみたい落書き

We are hiring!

TimeTreeではRubyエンジニアを積極的に採用しています!グローバルに利用される大規模サービスで開発したい!という方は是非カジュアル面談でお話ししましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?