デカルトの『方法叙説』を読み始めました♪

先週にデカルトの『方法叙説』を買いました。ひねくれもんの自分が今まで縁の無かった哲学の古典を読んでみたいなと思った元々の理由は、以下です。

1、デカルトはデカルト座標を始めたりした優秀な数学者でもあり、代数的な考え方が至る所にあるのではないだろうか?

2、抽象的と具体的思考、言い換えれば帰納的と演繹的思考についてのヒントがあるのではないか。自分の理想は問題に対し抽象化と具体化の間を適切に行ったり来たりができるようになる事なので。

3、ビジネスコンサル系の人々が問題解決手法にやたら『困難は分割せよ』を勧めてくるのが気になった。

まだ完全に読み切れていませんが、個人的に興味があるのは第二部、第三部、第五部です。

第四部の、一般的によく知られている、『我思う、故に我あり』は、自分にはまだピンと来ません。また、『神』の存在がやっぱり良く分かってないです。だから、前提がぶらぶらしててこの本の本質を理解することはまだ出来てないです。

第二部の4準則については、基本的にその通りだと思います。ただ、現代社会は効率と生産性が全てで、時代背景が中世とは違っているので、現代では4準則を忠実に実行するには処理速度を増やさないとおそらく通用しません。また分野が非常に細分化しており、準則を忠実に実行するには莫大なリソースを必要とします。

第三部の行動規則もその通りでしょう。先程も書いた通り時代が違うので、これを守ると中世とは違った結果が出てくるでしょう。後半の2つは自分がコントロールするものなのですが、周りの変化のスピードが速いので昔に比べるとコントロールするのも大変になっていると思います。

第五部についてはもう少し詳しく読んでみようと思います。これでも技術者の端くれなので、自然科学の考察の部分はきちんと理解しておきたいのと、人間と機械の共通点と相違点についてこいつをきっかけにキチンと自分の考えを持っておかないと、周りのブームや風潮に流されてこれからのAI社会の本質を見失うような気がしたからです。心臓が熱で動く話は現代の常識的に間違いですが、熱でなく流体の圧力だと読み替えれば良いんでないの?くらいの認識です。自分はデカルトさんは良く要素分解していて、機能を一つ一つ検証していると思いましたが、動力源の定義を間違って熱としてしまったのでおかしくなったんですね。そして検証も不十分だったという事ですね。結果として準則に従っていない事になってしまったが、技術的限界だったのでしょう。

デカルトさんの始まりは、『全ての真実をどう理解するか?』ですが、自分はそこに今のところ興味がないので(エンジニアとしてどのような指針で物事を考えれば良いのかが今のテーマ)、例えば神の存在については理解不能ですが、理解するために自分の時間とエネルギーを使いたくないです。自分はいいとこ取りの解釈をしていますが、この本が自分の思考について「重要な仮説」の一つになったのは確かです。やっぱり、古典は凄いですね。

閑話休題

哲学の基本は勉強しておいた方が、確実に人生を豊かにしますと感じました。現代の生産性、効率重視の教育の中で、金にならないからと言って哲学の教育を軽視するのはマズイのではと思うのです。

岩波書店の『方法序説』でなく、講談社の『方法叙説』を買ったのは、単に近所の本屋にあったモノを買ってきただけです。みんな、岩波版を読んでいるんですね。




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