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57歳。独学でJSAソムリエ試験に合格した私の勉強法


私が受験を決めたのは2020年0年5月中旬でした。

レストランを2件経営していて、普段は現場の業務、事務業務、2020年は重ねてコロナ対策に追われる日々。

自店の都心にある1店舗は4月から完全休業し、住宅街にあるもう1店舗は時短営業となりました。


諸々の実店舗のコロナ対策をして一息つき、レストランを開業してこれまでに経験したことのないくらい時間に余裕があることに気づきました。

2002年にカルフォルニアのワイナリーを訪問したり、2017年にシャンパーニュを訪問したり、、葡萄だけで作られる飲み物、ワインが大好きでした。

でもソムリエ資格は自分とは縁のないものと思っていました。

以前は2店舗のうちの都心の店には専属のソムリエがおり、ワインに関することはその人に頼りきっていました。
そのソムリエが1年半前に退職し、ソムリエ不在のまま、ワインに詳しい周りの人々に助けられながら店を営業していました。

ソムリエという有資格者がいないまま、ワインを販売しているという後ろめたさと、自分自身も大好きなワインをもっと知りたいし、自分なりに理解して、お客様にも知って楽しんでいただきたいと思う歯痒さの日々でした。

ここ数年、仕事柄ソムリエの資格を持つべきだと思ってはいたものの、現実的に時間不足、能力不足、年齢的にも自分には無理では?と考えていました。

勉強を始めるのはコロナ禍の先々の不安から逃れる為に、何かに没頭したいという思いもあったと思います。

現実的に考えた5月、受験申し込みもまだ間に合ったので、意を決して挑戦することにしました。

<1次対策でやったこと>
1 . まず手に取ったのはワインの勉強を本気で始めるきっかけとなった本「ワインの授業」の著者、杉山明日香先生の受験のプロに教わる ソムリエ試験対策講座 ワイン地図帳付き〈2020年度版〉 を繰り返し読み込むこと。

5月という気持ちのよい季節ということもあり、毎朝5時くらいから1時間~2時間。8月の1次試験までに最低3回は繰り返せるように、時間配分を決めて進めました。

*ワインの授業https://www.amazon.co.jp/dp/4781612849/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_X44PWQM07AHW39KAA36Z


2 .山崎先生の受験.comの問題集をひたすら解く→通勤、休憩時間など隙間時間を有効活用。シャッフルしたり、どの分野からの問題を何時に配信してもらう等、きめ細かく設定でき、神でした。


3. 山崎先生の動画を見ながら教本を読み込む。これも朝の勉強時間に組みこみました。山崎先生は教本のページ数も指し示しながら、きめ細かく説明してくれて、教本を身近に感じられました。

*山崎先生の受験.com             https://www.wine-jyuken.com/


<2次対策でやったこと>
①2次試験がいったいどういうものか、、アスカ・レコール・デュ・ヴァンで2次対策テイスティング講座を受講。周りの皆さんは正解。私だけ的外れな答えで、まったくもって正解できず、焦りまくりました。

仕事上、沢山のワインを飲んでいるはずなのに、試験で使われるグラスでは香りが取れないのです。コツが掴めません。

②佐々木健太さんのYouTubeを参考にテイスティングコメントの方法、考え方を覚える。こちらのサイトは大変有効でした。エアーテイスティングは試験対策に最強です!

*佐々木健太さんのサイバーワインスクールhttps://www.youtube.com/channel/UCU0WiCFtAv1exS_bvesfJzQ


③小瓶小分け法でブラインドテイスティングをくりかえし、テイスティングシートへの回答記入を練習

④論述問題練習のため、原稿用紙(文芸社のサイトからダウンロードhttps://www.bungeisha.co.jp/publishing/download/)でテーマを決めて書いたものを反復。手書きで時間内に3問書ききれるようにひたすら書きました。

論述試験がどんなものかまったく想像できなかったし、そもそも論述があると思っていなかった。具体的に知ったのは試験2週間前でした。

論述試験のワインスクールの単発クラスもすでに終了しているし、途方にくれました。大慌てでYouTubeで検索しまくったけど、詳しく説明しているページは少なかったと思います。


◆論述試験に向けて作ったテーマ

トレンドを考えて:
1 .南アフリカのワインについて
2 .イギリスのワインについて
3 .ギリシャのワインについて

料理とのマリアージュについて:
1.マスカットベリーA
2.甲州
3.シャルドネ
4.ソーヴィニオンブラン
5.リースリング
6.ピノノワール
7.シラー
8.カベルネソーヴィニオン

テイスティングの本では久保將さんの「ワインテイスティングの基礎知識」がわかりやすかったです。ワインの印象のイメージパレットが鮮烈でした。https://www.amazon.co.jp/dp/4405092737/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_DZND6SXFSD4V7DD8KXT2


<3次対策でやったこと>
アカデミーデュヴァンで佐々木健太先生の3次直前対策を受講。
あがり症なので、何も考えずにできるよう体に覚え込ませる気持ちで繰り返し練習。先生のアドバイスが本当に有効でした。


最後に・・・
ソムリエ試験に挑戦して、本当に良かったと思います。試験勉強が楽しかった。

これから受験される方へ、スクールに通うにしても、通わないにしても、どうか自分なりの勉強法で、楽しみながら進めてください。わくわくがつまっていると思います。

試験に合格するという目的を忘れずに、勉強を進めましょう。試験問題は教本の文面通りに出題されるので、教本は是非読み込んでください。

私は今、試験は合格したけど、とてもソムリエバッジをつける気持ちになれません。まだまだ知らないことが多すぎて、自分の言葉でうまくワインを表現できないからです。

もっとワインを研究したい。知りたい。そんな思いが強くなりました。きっと資格を取得した誰もが思うことだと思います。

ワインを知れば日本酒、焼酎、チーズ、いろいろ知りたくなるもの。知らないことを知るというのはとても楽しい。慌てずじっくりマイペースで学んでいきたいと思います。

まずはワインをもっと。。。

WSET Level3に挑戦中です。 そして、今年もソムリエ協会の教本を購入しようと思います。

ワイン万歳!!


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https://asuka-edu.co.jp/

https://www.wine-jyuken.com/

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