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○卯月5日○ 【一雫のお茶に想う】

こんにちは。
ボタニカルパフューマ、
香りのコネクターTOMOMIです。

季節の移り変わりは早いもので
桜満開から一気に桜吹雪。
すぐに新緑の季節がやってきます。

【お茶と器】のイベントに参加した時のこと。
日本三大美肌の湯で有名な嬉野温泉。
自然豊かな山奥で完全無農薬で作られたお茶。
私にとって馴染みのある嬉野茶が
茶師によって注がれた一雫のお茶。
それは嬉野茶の力強さからかけ離れた
まぁるくまぁるく柔らかく、甘い。
一番出汁を頂くような鼻腔から抜ける
最高のエキスにドキッとした。
目の前で丁寧に、
愛おしく煎れてくださる茶師の所作
急須から注がれるお茶は言葉にならない恵みの雫。
どの様な場所で作られ、どの様な方々の手で作られているのか、どの様な想いで作られているのか。
茶師自ら全国を行脚し、嬉野の地を選び自分の手で育て紡ぎ一杯のお茶に仕立て目の前で煎れて頂くなんて贅沢な時間なんだ。
茶師のお話しと丁寧な所作で頂く一服のお茶。
素晴らしいオーケストラのコンサートを聴き終わった後のような高鳴る胸、長く長く残る余韻を感じていた。

ご飯を頂く時には“いただきます“と手を合わせる。 
お茶はその付属としてあたりまえのように流しこんでいた。
この日までは。

至福の一服とはよく言ったものだ。
茶の世界は私がここで語る単純なものではないことはわかっているが、この日から私はお茶は付属としてではなく自分のために、大切な人のためにお茶を煎れることにした。
茶師やお茶農家さんのお顔が浮かび自然と手を合わせられるようになった。

商品としてのモノではなく、
その背景や人、その先にある幸せのために味わいたい。

なぜこうも熱く語るのかって?笑

私の目指すボタニカルパフューマとしての姿が
心込めて真摯にお茶と向き合い、植物の声を聞き寄り添う茶師に重なったからだ。

この魅力あるストーリーはまだ始まったばかりだ。

#嬉野茶
#至福の一服
#茶師
#ボタニカルパフューマ

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