ゴーストインザシェル感想
押井守による映画版アニメは1995年製なので、あれから22年たってからハリウッドが実写化したわけです。
こういうリメイク物を観る時にあたしが一番感じたいと思うのは、「今、作り直す意味」なんですね。もちろん、元ネタを本当に愛しているのは理解できるし、それを丁寧に再現してみたい気持ちもわかるんだけど、しかしどうせやるなら、どうせ自分にそのチャンスが巡ってきたなら……「リスペクト」を超えて、「その向こうに今だから見えるもの」を表現してほしい。それが、「今作る意味」ってものだろうと思います。
今回のこれに、それはあるんだろうか?そう思って観に行ったんですが、うーむ……残念ながら……そこまでは感じられなかった。再現、繰り返し以上のものはね……。だったら、元ネタを観ればいいんだからさ……。押井守作品が大好き!なのはよーーーーくわかったけど。
あと、
・ヨハンソンさんの身体つきは「最新の武器」っぽくない。志村けんの相撲コントとまでは言わないが、かつてのマトリックスのキャリーアンモスみたいな美しさを思い切ってCGで見せてもよかったんじゃないか。ヨハンソンさんの顔はとても美しく、少佐っぽくてよかっただけに。
・トグサがかっこよくねえ。トグサが好きなんだよお。
・カッター社長ひとりの独断みたいなストーリーは単純すぎない?
みたいな感じでーす。
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