見出し画像

経済って大事

✦✦資本主義の世の中✦✦

マルクス・レーニン主義って誰でも耳にしたことはあると思います。でも、その詳細はよく理解してない人って多いですよね。私もよく理解できてない人間のひとりです。

教科書で炭鉱で重労働させられてる子供の絵とか見た記憶はあると思うのですが、なんとなく皆が一生懸命働いて、その利益は国民みんなで平等に分け与えられるみたいな印象しか残ってないのです。

私は、別に共産主義者でもなんでもないのですが、ちょっと興味があってマルクスの「資本論」をものすごーく簡単に説明している小冊子を読んでみたのです。(本当の「資本論」は、とてもじゃないけど分厚くて5冊くらいあって、難解で読み切る自信はないです。ゴメンナサイ・・・)

それで、「資本論」のエッセンスをものすごく圧縮させた小冊子を読んでみました。

経済の勉強なんて、社会人になってからまるきり縁遠くてしてませんでしたから、その小冊子ですら読み切るのが大変でした。途中で難解な部分がやはりあって、凡人の私にはかなりハードル高めでした。

でも、すごく勉強になりました。なぜかって、資本主義のことが詳しく書いてあって、改めて資本主義の本質みたいなのがわかった気がしたからです。この年齢になるまで気が付かないまま生きてきて、ゴメンナサイって気分になりました。

簡単に言うと「資本論」の中での資本主義は、「商品の集合体」なんだそうです。みんなが自分の商品をそれぞれ持っていて、その商品を交換することによって、それぞれが利益を得て生活が成り立つみたいな。

えっ、「商品」?って思いませんか。私は普通にサラリーマンでしたから、自分は物を売ってるわけじゃないし、当てはまらないと一瞬思ったのです。

商売をする人は、まさに「商品」を売ってるから納得できるけど、サラリーマンはどうなのよって思ってしまいます。

「資本論」の凝縮版では、サラリーマン、いわゆる労働者は、労働力が商品なんだそうです。というか、労働者は労働力しか商品として売れるものが無いから労働者なんだというのです。

確かに確かにと変に感心してしまいました。労働者の反対の資本家は、資本が商品で、資本家は自分が労働しなくても資本が商品となり、その資本が利益を生み出す。まあ、なんて羨ましいことでしょう。

そして、ショッキングなことが書いてありました。労働者への賃金(給料)ですが、賃金は労働者の労働の対価と思ってましたが、全く違うのです。

お給料の正体は・・・

その正体は、「労働力の再生産のためのコスト」なんです!

要するに、労働者が明日も元気で働くことができるようにするために、体力を回復させたり、清潔な身なりを維持したり、溜まったストレスを適度に発散させて、毎日働く状況を維持させるための必要最低限なコストなんですって!

会社で一生懸命働いて給料上がったとか、昇進して給料上がったとか言って喜んでる場合じゃないなと思いませんか?

衣・食・住を維持させるためのコストですよ!

居酒屋に飲みに行く、カラオケボックスでストレス発散やちょっと温泉旅行したりの費用もみんな労働力再生産のためのコストなんです。仕事頑張ったから自分へのご褒美にシャネルのバッグ買ちゃったなんてやってたら、これは資本家の思惑どおりの行動なんですね。

一生労働者階級から脱出はできません。一生雇われの身で終わりです。まあ、それはそれでいいんじゃないですかって人もいますからね。それを否定はしませんが、私はそれは避けたいと思う派です。

昇進して給料上がっても、そのポジションに就くには、〇〇歳で課長、〇〇歳で部長とかって、大体の年齢相場がありますよね。それと、大体この年齢になれば、結婚して子供も1人か2人くらい居てっていう予想される労働者の家族構成もありますよね。それらを基に賃金は決定されてるそうですよ。

結局、労働した成果に対する給料じゃなくて、資本家のために明日も元気に働いてちょうだいね。だから、労働力回復してもらわないとダメだし、家族も養わないと生きていけないでしょ?だから、それらにかかるコスト代を給料として払うわって感じです。

どうですか?意外とショッキングではないでしょうか。

まあ、色々と価値観はありますから人それぞれです。でも、マルクスの頭の中では、賃金は労働に対する対価ではなく、労働者を生かさず殺さず長く働かせるためのコストっていう考え方です。


✦✦自分の人生は自分でコントロール✦✦

「資本論」凝縮版を読んでみて、労働者って自分の人生を自分でコントロールできないまま、一生を終えていくんだなって悲しい気持ちになりました。もちろん自分も会社で働いていた時は、そんなこと考えたことも無かったですが、「資本論」凝縮版を読んで、自分の無知さに嫌気がさしました。

無知は罪だとも思いました。

それなら、自分の人生は自分でコントロールできるように、商品を作ればいいんだと自然と考えますよね。そうです、労働力以外の自分の商品を作ればいいんです。

そして、それを売ればいいんだと・・・

でも、何を売ればいいの?私に売れるものなんて何も無い・・・

これが現実です。これから考えて自分の商品を作り出そうと決意した今日この頃です。

皆さんは、自分の商品をお持ちですか?そして、それは何ですか?



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?