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いちたすにたすサバイバルの歩き方〜プレーオフ〜

非常に良くできた仕組みだと自画自賛しているプレーオフ。このラウンドからは1対1の直接対決。ここまでは自分との戦いでしたが、ここからは相手に勝つことが目標。ちょっと複雑なプレーオフの勝敗決定方法を解説します。

プレーオフで皆さんがやること

NFLのプレーオフと同じように、WildcardからConference Championshipまでの期間で、勝ち残った14人を2人まで絞っていくプレーオフ。皆さんにやっていただくのは、予想対象試合の得点予想になります。

プレーオフ1回戦(Pick8ラウンドと呼んでます)はWildcardの6試合、2回戦(Pick4ラウンド)はDivisionalの4試合、準決勝(Pick2ラウンド)はConference Championshipの2試合が予想対象となります。

ここまでのサバイバルでは、勝つと思うチームを選んできました。ここからはチームだけではなく、試合の得点も予想していただきます。

勝敗判定の仕方

1対1の対決ですから、対戦する両者の得点予想を比較して、どちらがより実際の結果に近かったのかを判定し、優れた予想をした方が勝利となります。以下、勝利判定方法を順を追って説明します。

まず知っておくべき2つのオッズ

プレーオフにおいては、開始前に管理人から全対象試合について2つのオッズが提示されます。「Point Spread」「Over/Under」の 2つです。
例えば、前回大会のプレーオフの実例を紹介すると、
Seattle vs Dallas → 「Point Spread  DAL -2.5」「Over/Under 43.0」
こういう感じで全試合に対して設定します。

「Point Spread」は一言で言うとハンディキャップです。DAL -2.5ですので、「Dallasが2.5点有利」と解釈します。Dallasの実際の得点から2.5点マイナスし、それとSeattleの得点を比較。得点が多い方はどちらでしょうか?という予想に使います。

言い換えると、実際の試合でDallasが3点以上の差をつけて勝てばそのままDallasの勝ちになりますが、 2点差以内でDallasが勝った場合はSeattleの勝ちとみなします。Seattleが勝った場合は、当然そのままSeattleの勝ちとなります。

「Over/Under」は両チームの合計得点の予想値になります。この例では43.0ですので、両チーム合わせて43点入るだろうということです。こちらは、実際の試合の合計得点がそのラインを超えるか下回るか、これが勝敗判定のポイントになります。

勝敗判定に使う5つの観点

いちたすにたすサバイバルのプレーオフでは、5つの観点で対戦する2人を比較し勝敗判定を行います。順に説明していきますね。

判定1 勝敗(SU/Straight Up)

純粋な勝敗予想。どちらのチームが勝つかを当てるものです。

判定2 スプレッド(ATS/Against the Spread)

設定されたPoint Spreadを加味した勝敗予想です。各試合のSpreadを実際の得点に加減算した上で、どちらのチームの得点が上回っているかを当てるものです。

判定3 Over/Under(OU)

勝敗に関係なく、設定オッズより両チームの合計得点が多いか少ないかを当てるものです。

判定4 点差

どちらのチームが何点差で勝つかを当てるものです。

判定5 総得点

両チームの合計得点が何点になるかを当てるものです。

得点予想をすれば、5つの指標の予想結果が導き出される

以上5つの観点で判定をしていきますが、全部予想しなくちゃいけないの?と不安になるかもしれません。いちたすにたすサバイバルでは、各試合の得点予想をしていただくことで、自動的に各観点での予想結果を導き出すことにしています。

例えば、この例。

上から3番目のLAC対NEを例に説明します。
一番左に予想が書かれています。30対27でNEが勝つと言う予想ですね。
その右にOdds。−5.0というのが、Point SpreadでNEの−5.0になっています。NE5点有利という意味です。Over/Underは48.5点の設定です。

右の方にSUから得点まで5つの欄がありますが、これが得点予想から導き出した各判定観点の予想内容となります。

SU(勝敗予想)ではNEの勝ち。
ATS(Against the Spread)では、NEの予想得点30点から設定オッズの5点を引くと25点。LACの得点予想は27点ですので、オッズを加味するとLACが勝つという予想になります。
O/Uでは予想得点の合計が57点に対し、設定オッズは48.5ですからOverの予想となります。
点差については、左側記載のチームから見ての点差を記載していますので、−3点となっています。
総得点は、57点という予想ですね。

このように、得点予想していただいたら、そこから自動的に各観点の予想が決まる、こういう仕組みになっています。

これら各観点の予想結果を、 2人で比較してどちらがより的中しているかを決めていくのです。

実際の対戦例

第5回いちたすにたすサバイバルPick4ラウンドのとある対戦の実例です。
両者の予想と設定オッズの右に実際の試合結果が書かれています。
その後「SU」「ATS」「O/U」「点差」「得点」と並んでいるのが、それぞれの観点での予想内容。色がついてますが、赤が的中。青が間違い。オレンジは同点。

勝敗は左の観点から順に判定していきます。的中数を比較し差がついた時点で勝者が決定します。SUで決着がつけば、それ以降の観点での判定は行いません。

この対戦、SUでは 2人とも3試合で的中しています。同点なので決着がつかず、次の観点での判定に回ります。
ATSでも1試合的中で同じ。やはり次の観点に回ります。
そして、次の観点O/Uで差がつきました。2対1になりましたので、この時点で勝利が確定するということになります。
決着がついたので、以降の点差、総得点による比較はしません。

複雑ではありますが

非常に複雑でわかりにくい判定方法を採用していますが、各試合の得点予想が実際の結果に近い方が勝つという仕組みになっていますので、プレーオフに出場される方は、判定指標など難しく考えず、得点の予想をしっかりしていただければ大丈夫です
ただ、この仕組みを知っていると、戦略的な予想を行うことも可能になりますし、同じルールで対戦するSuper Pickの予想で大いに役立つと思います。
ぜひ理解していただいて、より深く楽しんでいただければと思います。

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