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陰茎亀頭の容積は早漏と関連している?

研究の概要

  • 目的: 亀頭の大きさと組織の硬さ(超音波検査とエラストグラフィで測定)と早漏(PE)との関係を調べること。

方法

  • 参加者:

    • 18歳から65歳の男性で、勃起機能が正常(勃起機能指数スコア >25)で、2021年6月から2022年6月の間に早漏と診断された人たち。

    • 研究グループは、生涯早漏(LLPE)と後天的早漏(AqPE)に分けた。

    • 健康なボランティアも対照群として参加。

  • 測定方法:

    • 亀頭の大きさは超音波検査で測定。

    • 亀頭や包皮小帯、包皮環、ペニス軸の硬さをエラストグラフィで測定。

結果

  • 参加者数: 合計140人(PE患者70人、健康なボランティア70人)。

    • LLPE: 20人。

    • AqPE: 50人。

  • 主な発見:

    • 生涯早漏(LLPE)の人たちの亀頭の体積は、後天的早漏(AqPE)や対照群よりも有意に大きかった(14.1 mm³ vs. 11.7 mm³ と 11.4 mm³、P = .03)。

    • LLPEとその他のグループ(AqPE + 対照)の違いを区別するための亀頭の大きさの最適なカットオフ値は12.65 mm³でした(曲線下面積 = 0.684; 95%信頼区間 = 0.556-0.812; P = .009)。

    • 亀頭の体積が12.65 mm³以上の人は、LLPEになるリスクが約3.3倍高かった(P = .014)。

    • 亀頭や包皮小帯、包皮環、ペニス軸の硬さに関しては、グループ間に大きな違いはなかった。

臨床的意義

  • 予測の重要性: 亀頭の大きさが生涯早漏の発症を予測する指標になるかもしれません。

  • 硬さの関係: 亀頭や包皮の硬さとPEの関係は見られませんでした。


結論

亀頭の大きさは生涯早漏を予測する重要な指標になる可能性があります。ただし、組織の硬さの違いとは関係がありませんでした。

https://doi.org/10.1093/jsxmed/qdae037

生まれつきの早漏の人達の方が亀頭の容積が大きかったということですな。

早漏じゃない人にも亀頭が大きい人はいるし、早漏でも亀頭が小さい人はいるけど亀頭の体積が12.65 mm³より大きいと早漏になるリスクが3倍になるよっていうこと。

でも12.65 mm³って大きさが今一つピンとこないんだよなぁ…

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