一般人がショーメやハリーウィンストンやヴァンクリーフアーペルを持ちたがるようになった背景
キミの彼氏は小栗旬なのか?
筆者が「ハリーウィンストン」を始めて耳にしたのは、小栗旬が山田優にそのブランドのエンゲージリングを贈ったと言われる2012年のころ、当時筆者は中1あたりのことだった。
筆者は都市銀行勤務の父、専業主婦の母、ひとつ上の兄を持つフツーの家庭の生まれで幼いころから
と教育されていた。
つまり夫が小栗旬でない限り「ハリーウィンストン」なんて縁がないも同然だと信じて疑わなかった。
しかし昨今、一般女子の憧れの婚約指輪ブランドは「ハリーウィンストン」「ブシュロン」「ショーメ」「ヴァンクリーフアーペル」だと、よく耳にするようになった。
キャバ嬢が詐欺師に買わせたハリーウィンストン
キミの彼氏は小栗旬なのか?と疑問は持ちつつ、実際にそれらのハイジュエリーをプレゼントされた女子たちの目は爛々と輝いている。おめでとう!
一般女性が、彼女たちの「小栗旬」から「ハリーウィンストン」およびそれらと同等のブランドのジュエリーをプレゼントされたがっている背景はどこにあるのだろうか。
筆者はSNSおよびインターネットの普及に起因すると考えている。
ファッションブランドのモデルに起用されたり、ファッションショーの顔になったりと市民権を得た歌舞伎町や北新地のキャバ嬢たち。彼女たちがSNSに「ハリーウィンストン」「ブシュロン」「ショーメ」「ヴァンクリーフアーペル」をアップし、あたかも「自分で買いました」という面をしている。
ポンジスキームや、半グレ犯罪詐欺集団の元締めが高級シャンパンを毎日のように開けた代償でゲットした「ヴァンクリ」などとは、一般人が知る由もない。
そしてその一軍キャバ嬢に憧れた二軍〜五軍あたりのキャバ嬢も「ハリーウィンストン」「ブシュロン」「ショーメ」「ヴァンクリーフアーペル」を持ちたがり始める。
そうするともう情報は、一般女子にまで広く知れ渡っている。
SNS以外にも、「ハリーウィンストン」「ブシュロン」「ショーメ」「ヴァンクリーフアーペル」などのコレクションやパーティーに、TWICE、BLACK PINKなど名だたるK-POPアイドルが呼ばれ、撮影された写真が一斉に拡散される世界になった。
ここでも一般女子が「ハリーウィンストン」「ブシュロン」「ショーメ」「ヴァンクリーフアーペル」を知るきっかけとなる。
一度は持ちたい、という願望が生まれる
一度憧れてしまったジュエリーの輝きを、人は忘れることができない。そうすると「いくつもとは言わないから、一生に一度は欲しい」と思うようになる。そこから、婚約指輪や結婚指輪が「ハリーウィンストン」「ブシュロン」「ショーメ」「ヴァンクリーフアーペル」になるのは自然の流れだろう。
ちなみにブシュロンで、石がついているものは107万円である。
石がついてないもので20万円代のものもあるので「わたしブシュロンですけどそんな高くないです」と言う人がいるならコメント欄で教えてほしい。
まあ、こんなシンプルなデザインで満足できるならそもそもブシュロンは選ばないであろうが。
どうかあなたの夫を責めないであげてほしい
「ハリーウィンストン」「ブシュロン」「ショーメ」「ヴァンクリーフアーペル」をゲットした方々、本当におめでとう。間違ってもヨーロッパ旅行とかにつけていかないように。ふつーにスられます。
そして上記以外の方々「わたしなんかノーブランドなんですけろ・・・」なんて思う必要はない。
正直、雑誌社でライター経験をしていた筆者にとって「ハリーウィンストン」「ブシュロン」「ショーメ」「ヴァンクリーフアーペル」は、40代の働く女性をターゲットにしたファッション情報誌で取り上げるブランドというイメージがあるので、憧れたことがない。20代で持っている方が圧倒的に少数派だと思う。
SNSでは一部の少数派が声高々に吠えるので、多数派に見えてしまうだけである。
一般の年収1千万サラリーマン家庭で育った筆者は「死んでもヴィトンを欲しがるな。理想と現実の間で揺さぶられて削られて破けるぞ」と教育された。(そこまで言われてない)
それと母は言った。
と。
この言葉を胸に、筆者はこれからも婚活を続けて行こうと思う。
結婚指輪はMIKIMOTOで。
完!!!!
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