始まりは不幸から

ばあちゃんが死んだ。
いつかこんな日が来ることは分かっていたから、特別な気持ちを抱くには少々味気ない夜。

大学を卒業するなんていう当たり前の通過点にすら立っていない自分。それを持って葬儀に向かうことに少しばかりの抵抗がある。

「今は何やってるの?」久しぶりに会う親族や知人から聞かれた際の答えは未だに用意出来ていない。

まあ何とかなるかー。僕もいつかは死ぬんだし。

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