奈良田の気持ちを踏みにじった昼と夜 4

そういった経緯で奈良田の中での印象を大きく損ねてしまった僕は、その悪行を4/1のぼくらの家の配信で奈良田から告発されてしまいました。茶色に対する侮辱的発言をした他にも「アルコールを摂取した後で糖分が欲しくなり、奈良田に飴を渡すよう強要し、強奪した」「自分以外のメンバーで鍋を食べてそれを配信していた事に腹を立てて2日間部屋に閉じ籠った」等の悪行を暴かれてしまい、僕以外全員一致で僕が今シーズンの最下位となってしまったのです。

奈良田からの告発は他のメンバーに僕が最下位だと決定させる大きな力を持っていました。奈良田という存在が持つ圧倒的中立性が奈良田の告発の意味を深く、大きいものにしているのです。

奈良田は家の中で一番後輩であるという事や、冷静で他人に迷惑をかけることのほとんどない性格に基づいた圧倒的中立性を保持しており、2月に行われたぼくらの家の家族会議ライブではその中立性が評価されて、この家で誰となら住みたいか?というお客様投票で見事1位となりました。

そんな中立性を持ち、冷徹なほど客観的な視点からこの家を眺めている事が由来していつしか“all watcher”(全てを監視する者)という異名までつくようになった奈良田からの告発は神からの告発とも呼べるほど決定的なものがありました。

中立で客観的な視点から見て「良くない」とされた訳ですから、言い逃れする事はできません。そこには偏った考えも、僕を陥れる事で自分の立場を確立しようといった政治的思惑も何も介在しません。監視カメラのように凄まじく客観的な視点、“all watcher”の「良くない」は「良くない」以外の何物でも無いのです。

なのでそのような奈良田の告発を受け、他のメンバーが僕を最下位だと意思決定するのも当然だと思っていますし、今は反省の気持ちしかありません。僕の歪んだ醜い心を奈良田に見抜かれてしまったに過ぎないのです。

今は、今シーズン最下位という事実を真摯に受け止め、生活態度の改善に努めていきたいという気持ちで一杯です。

新型コロナウィルスの影響で、皆が家にいる時間は増えました。この時期に、改心したという誠実な姿勢を奈良田はもちろん、他メンバーにも見てもらいたいと思っております。

4回に渡って書いた奈良田との衝突を通じて、僕は自分の醜さを改めて実感しました。人生とは少しずつ自己という存在をより良くしていく旅路だと思っております。今回の奈良田との衝突という途中下車を経て、新しい土地へ、自分を運んでいきたいと思っております。

新型コロナウィルスが終息してまたライブが出来るようになったら、ぼくらの家の家族会議もまた皆様の前で行わせて頂く事と思います。その際には最下位という失態を晒さぬよう、とにかく今はその時まで、ゼロから、一つ一つ、少しずつ、精進していこうと思っております。よろしくお願い致します。

お付き合い頂きありがとうございました。次回は4/10更新予定です。

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