終るサービスと継ぎ足される秘伝のたれ

Shortnoteというエッセイ投稿サービスが6月に終了するらしい。自分としては2020年以降仕事が忙しくなりエネルギーがなくなったのであちこち書く元気もなくなりすっかりご無沙汰のサービスになっていたが、それまではツイートするには長すぎてブログに書くほどでもないような事を書く場所として使ってきて投稿企画などでは賞を頂いたりとお世話になったサービスであった。
皆が結構ストイックに文章だけ書くという意味ではひところは昔のmixi日記に近い空気感も感じたものであったが、先に書いた通りの多忙とあとは今まさに書いてるNoteの方でShortnoteより更にどうでもいいメモを書こうと始めたら結局一番どうでもいいメモが一番心地よくなりこちらに流れて今に至るという感じである。
大昔のBBS、かつて沢山あった様々なSNS、エッセイ投稿型のサイトなど、会社の色んな事情でいつかは消えてしまうものが大半であり、俺はというとその度にそこで書いた日記や記事が消えないように拾い出し別のサービスを転々としてきたものである。結局は自分のブログが一番安全と分かるまでこうした引っ越しを何度も繰り返し、今も続けるブログの初期の頃はまさにこうした色んな場所で書いていた個人的な日記や自己主張メモの集合体だったことを思い出す。そのように、まるで秘伝のタレが継ぎ足されて行くように、引っ越しの都度加筆訂正をした記事が今も自分のブログには残っている。
今般お世話になったShortnoteからもまた幾つかの記事を引っこ抜き、Noteかブログかに加筆などして現れることにもなりましょう。個人的にはここNoteがなくなる可能性もまあまああり得るのではと考えているので、Noteがなくなったらまたどこかへ行くだろうし、こうして無くなるサービスとそこで生まれた記事を残していく事は自分のインターネット活動の記録のようなものだから、Shortnoteには感謝をしつつ、自分はこれからも秘伝のたれを継ぎ足す活動にいそしむ次第なのであります。(Shortnoteの関係者の皆様お世話になりました。)

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