都合の良いときだけアジア

アメリカでも田舎の方に一人で車に乗って仕事に行くことが多いのだが、その日宿をとったのが小さく寂れた、付近の飯屋といえばアンクル〇〇の店とかそういう個人経営でアジア人などがフラッと入るとガン見されるような街であることもたまにあり、本当にそういう時には本格的に心細い気持ちにもなる。今日がまさにそれだけど。それでもホテルのフロントがパキスタン人であったりスーパーのレジに中国人を見つけると妙な安心感があり、それは同じマイノリティを見つけただけなのかもしれないけれどもやはりどこかにアジア圏という広く薄い地理的な繋がりを感じてしまうのかもしれず、向こうはどう思ってんのか知らんけども俺はそんな時にだけ都合よく自分の中にアジアを感じちゃうんだよな。

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