ぼくのものがたり〜小学5年生〜
相変わらずサッカーの日々。
サッカーを本格的に初めて小学4年生の頃には上級生に混じって試合にも出たりしていた。
なんとテレビ中継のある大会で途中出場してドアップで映ったことだってあった。
地元のJリーガーとは相変わらず家族ぐるみで仲良くて毎週末のように試合後ご飯に行っていて駐車場でサッカーを教えてもらっていた。
そんなつながりで何度かサッカークラブにコーチとして教えにきてもらったこともあった。
学校では友達もたくさん出来て、休み時間にはみんなでサッカーをしたり、遊戯王をしたり、ゲームをしたり、楽しい日々を過ごしていた。
小学5年生になると、サッカークラブの一個上の代は誰もいなかった。
同級生はぼくとあと3人しかいなかった。
ぼくが5年生ながらチームのキャプテンとなった。
同級生にはぼくよりも先にサッカークラブに入っていたやつがいた。
体も大きくてさすがに先にサッカーをしているだけあってすっげーうまかった。
ぼくはそいつと切磋琢磨しながら、そいつより上手くなりたいと思ってた。
子供の数ヶ月、数年は残酷すぎるほどの差があったけど、ぼくも努力をしてひたむきにボールを追いかけて小学5年生ともなるとだいたい同じレベルくらいにはなってた。
で、ぼくがキャプテンに。
てか、冷静にサッカーって11人でやるスポーツなのに、同級生は4人しかいなくて、一個上の代は誰もいない。
すんごい環境。
当時はそれだけ野球熱が盛り上がってた。
野球クラブにはたくさんの同級生がいた。
けど、ぼくはサッカーが大好きだった。
5年生ながら最上級生として、ましてやキャプテンとしてやるのが楽しかった。
毎週末大好きなサッカーの試合。
なかなか勝てることは出来なかったけど、とにかく楽しかった。
ちょっとした転機が。
小学5年生になると地域の選抜トレーニングセンターというものがある。
サッカーをしていた人からしたらお馴染みの"トレセン"だ。
地域の中のサッカークラブの中での有力者が集まる場。
そこにぼくより先にサッカーをしていたやつと、ぼくが呼ばれて参加していた。
記憶は曖昧だが、月に何度か選抜されたメンバーが集まってみんなで練習をした。
これが刺激的だった。
上手いやつはこんな近くにも、たくさんいて、仲良くなりながら互いに刺激しあってた。
この頃の夢はもちろん"プロサッカー選手になること"。
Jリーグ名鑑を暗記するほど読み込み、テクニック本を読み、有名選手のプレーを観て研究して、、、ゲームもサッカーゲーム。
とにかくサッカーにのめり込んでいった。
ほどなく地元のJチームの下部組織であるジュニアチームの練習にも参加し始めた。
中学生年代に飛び級で参加させてもらってた。
そのため、当時としては世の中的には少し早いが携帯(プリペイド)を持たせてもらってた。
その送り向かいの連絡用に。
結構恵まれていた家庭だったんだと思う。
サッカーも順調、念願の携帯もゲットし、友達、学校関係も順調な小学5年生だった。
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