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定年の居場所は軽バン

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1956年生まれの夢追いコージです。2023年6月30日。長年勤めた会社で67歳で定年となった。定年というと、悠々自適な生活ができると思っていたが、現実はそうではなかった。そんな…
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#日常

定年居場所の軽バン、無料駐車場探し

 テーブルも設置できたので、どこに駐車して終業後の時間を過ごそうかと思ったが、これまた困った。ほとんどが有料の駐車場なのだ。「1時間は無料、買い物すれば2時間まで無料」みたいな駐車場がほとんどなのだ。「そらそうやな、タダで車を置かしてくれるお金持ちのパーキングなんて無いわな」と思った。都会を離れれば、道の駅みたいなところだとあるのだが、中途半端な街にはなかなか無い・・・と思っていたが、勤務地近くにある大型ホームセンターや大型スーパーと大型ショッピングセンターは無料だということ

定年居場所の軽バンにテーブルが欲しい

 ボクの居場所は軽バンの後部座席になった。あとは、ここにテーブルがあれば、MacBook Airを置いて作業するのに便利なのだが。寸法を測ってDIYも考えたが、得意でもないし、めんどくさいし、重たくなったり大きくなったりしたら、妻との買い物に支障を来たす恐れがある。何か適当な既成品のテーブルが無いものかとホームセンターを歩き回っていると、なんとピッタリなキャンプ用の折り畳みテーブルに目が止まった。天板の板目の色デザインは好みではないが、ベースとしては本当にピッタリなんで、定年

唯一の定年居場所があった

 家にも帰られないし、行くところが無くなったボクは、「そうや、唯一の居場所があるやんか」と気がついた。ウイークデーには通勤に、週末は妻と買い物に使っている4年前に購入した2年落ちの中古の軽バン。スズキエブリイ GA HBD-DA17V。買った時は何もついてなかったので、ドライブレコーダーだけつけてもらった。2年後の車検の時に便利悪いので、ナビとバックカメラをつけてもらった。バンなので装備は至ってシンプル。一昨年の夏だったか、窓が色ガラスでなく全く透明なので、あまりの暑さと車の

定年になった

 67歳で定年して3ヶ月が経った。しかし幸いなことに、ほとんどの定年者が味わう疎外感や喪失感は、ボクの場合は、不思議と3日間で消え去った。 これから年金をもらうわけだが、収入が大幅に落ちたので、お給金と年金を合わせても賄うことができず蓄えを食い潰していかなければならないので、妻から「これからは、おこずかいは無し」と言い渡された。しかたがないので、手持ちのへそくり預金でやりくりすることにした。  定年となったが、1年更新の嘱託社員雇用となり、勤務時間が10時~15時と今まで