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定年の居場所は軽バン

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1956年生まれの夢追いコージです。2023年6月30日。長年勤めた会社で67歳で定年となった。定年というと、悠々自適な生活ができると思っていたが、現実はそうではなかった。そんな…
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#居場所作り

唯一の定年居場所があった

 家にも帰られないし、行くところが無くなったボクは、「そうや、唯一の居場所があるやんか」と気がついた。ウイークデーには通勤に、週末は妻と買い物に使っている4年前に購入した2年落ちの中古の軽バン。スズキエブリイ GA HBD-DA17V。買った時は何もついてなかったので、ドライブレコーダーだけつけてもらった。2年後の車検の時に便利悪いので、ナビとバックカメラをつけてもらった。バンなので装備は至ってシンプル。一昨年の夏だったか、窓が色ガラスでなく全く透明なので、あまりの暑さと車の

はじめまして

 2023年6月30日。ボクは、22歳から45年間勤めた会社で67歳で定年となった。仕事一筋で頑張ってきたが、今から思うとあっという間の会社人生だった。定年というと、悠々自適な生活が待っていると思っていたが、現実はそうではなかった。  勤務時間は半減し、お給金は減り、年金受給者となる。ほとんどの定年退職者がそうだと思うが、毎月のお給金と年金では到底賄えそうにない。相当始末していかないと蓄えもすぐに底をついてしまう。しかしボクの特技は、どんな状況下であってもポジティブに考えて