Evernoteのデータをローカルにバックアップした話
2023年12月、メモアプリ大手のEvernoteがサービス規約を大幅に改悪したため、私はEvernoteからNotionという別のメモアプリ(サービス)にデータ移行して乗り換えた(別記事)。
Notionへのデータ移行は拍子抜けするくらいに簡単で、さっそく即日運用を始めて大きな問題は発生していないが、1点だけ少し気になったのは移行後のNotionのデータで空行がオミットされていたこと。Evernoteと異なり、Notionでは文章の塊をパラグラフ(ブロック?)として認識する機能があり、空行オミットはこの仕様差分を吸収するための措置ではあるのだが、不可逆な変換が入ってしまうので念のために変換前のデータをバックアップしておきたいと考えた。Notionアプリだって全面的に信頼できるわけではないし、定期バックアップとしての意味もある。これがEvernoteアプリでの最後の作業だ。
Evernoteは全データをエクスポートしてくれるような気の利いた機能は持ち合わせていなくて、いちいちエクスポートしたいノートを選択して「エクスポート」しなければならない。しかもノート全件を一括選択しようとしたら「選択できるノートの数は100個までです(Macアプリ)」というエラーメッセージが出現。嫌がらせか!
…まあいい。もうこれが最初で最後だからね。私の場合はメモ件数が約1000件程度だから、分割損を考慮しても十数回に分ければエクスポートできる。
手順は、
・ExportするNoteを複数選択して右クリックメニューから「エクスポート>複数のWebページ(.html)」とし、ファイル名を指定 するだけ。
ノートブック配下のノート数が100個以下の場合はノートブック単位でエクスポートし、100個以上の場合は100個ずつに分割して「エクスポート」する。作業している最中にソート順が変わったり、途中で分割点を間違えたりするとアウトなのでこの作業は慎重に行う。まったく最後までイラつかせてくれるアプリだ…。
…完了!バイバイ、Evernote!
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