(チラ裏レビュー) 【証言】「日本人はみんな一文無しに」旧満州での貧しい生活…山田洋次監督 戦争の原体験(全3回)/日テレニュース (YouTube 2023年)(20分/20分/8分)

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:【証言】「日本人はみんな一文無しに」旧満州での貧しい生活…山田洋次監督 戦争の原体験(全3回)/日テレニュース (YouTube 2023年)(20分/20分/8分)
評価:★4(★★★★☆)
リンク:https://youtu.be/38QD8L-VBxY/https://youtu.be/CD_j0zbzsjM

https://youtu.be/_sybX7aurh0

 満州関連の動画をYouTubeで漁っていて見つけた動画。

すごく整理された語りで、終戦当時の満州国大連の状況や中学二年生の少年だった山田洋次さんの感情がよく伝わってきた。全3回中の第2回の途中までが戦中、戦後の話で、それ以降は創作論とか現代日本の話。戦後の貧しい時代、ちくわを買い取ってくれたおばさんの話は感動して泣いてしまった。

・戦争が終わると銀行資産が凍結され、給料もストップ。手元に持っていた現金と家にあった物だけが財産になった。現金はすぐになくなってしまい、中国人の金持ちやロシア軍の将校を相手に着物などを売ってしのいだ。

・ソ連軍はとても乱暴で、日本人の家に押し入ってきて物を掠奪したりした

・寒いので家具や本を燃やして寒さをしのいだ

・なけなしの金で母が買ったピーナッツ(南京豆)をひとり15粒とか兄弟で分けて、「今でも南京豆を食べると幸せな気持ちになる」

・黒パンを切って分配をめぐって兄弟げんかするのを見て母が泣いてしまった

・敗戦後に中国人に復讐されるかと思ったが中国人は優しかった

・ロシア軍が撤退して中国共産党の軍(八路軍)が来てからは平和になった。八路軍は秩序正しかった

・引き上げの日が決まり、リュックサックに詰めて持っていく物を何日もかけて考えた。大好きだった落語全集は泣く泣く置いていくことにした。引き上げの日、近所の貧しい中国の少年たちが、日本人の引き上げ後に残されたものを手に入れるために来ていた。「僕の落語全集もあの子達にもっていかれて、読めないから燃料として使われたんだろうなぁ」

・日本に引き揚げたあとも飢餓状態は変わらなかった。海岸でフカとかエイとか質の悪い肉で作ったちくわを仕入れて売っていたが、ある日たくさん売れ残ってしまい、草競馬場の屋台に持って行っておばさんに「ちくわをかってくれませんか」と言ったら「全部買い取ってあげる。坊や、明日からも売れ残ったらいつでも来なさい。全部買い取ってあげる」と言われて「うれしいんだな。生きていく勇気をもらった。思いやりがうれしくて。二度と行かなかったけど」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?