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【教会学校こども礼拝】前奏〜後奏の説明


はじめに

華陽教会の礼拝研修会の日曜日の教会学校こども礼拝(CS)の原稿です。前奏から後奏まで、一つ一つの意味を説明しながら行うオープン礼拝を年一回行っています。

案 内

今日は、華陽教会のオープン礼拝と礼拝研修会がある日です。教会学校でも、初めて来た人に分かりやすく、前奏から後奏まで、一つ一つの意味を説明しながら、みんなで神様を礼拝したいと思います。

前 奏

最初に(オルガン/ピアノ)の音を聞いて、神様を礼拝する準備をしましょう。この音楽は、礼拝が始まったことをみんなに伝えて、心を静かにするための音楽です。

讃美歌

最初の賛美歌は、私たちを礼拝へ招いてくれた神様に感謝する歌です。マスクをしたままで、こども讃美歌(126)番「つきはそらから」を歌いましょう。どうぞお立ちください。

お祈り

共に、祈りを合わせましょう。このお祈りは、神様の言葉、聖書の言葉を聞くための準備をするお祈りです。

(呼びかけ)

◆愛と平和を与えてくださる私たちの神様。

(悔い改め)

◆今週も、誰かを傷つけてしまったり、自分を大事にできなかったことをゆるしてください。私と私が傷つけた人も、心と体の傷が治って、元気になれるように導いてください。

(感  謝)

◆また、今日までたくさんの恵みが与えられたことを感謝します。楽しいこと、嬉しいことを、今まで分かち合えなかった人と、新しく分かち合うことができますように。

(とりなし)

◆そして、困っている人、苦しんでいる人に、あなたの助けがありますように。一緒に、礼拝へ集まれなかった人たちにも、あなたが元気と慰めを与えてくださいますように。

(結  び)

◆人と人との間におられる、イエス・キリストのお名前によって祈ります。アーメン。

聖書朗読

聖書の言葉を聞きましょう。聖書朗読は、聖書から神様の言葉を聞く時間です。(マタイによる福音書5:1〜10)

 日本聖書協会の「ホームページ等への聖書の引用について」に基づき、聖書の引用を適切な範囲内で行うため、聖書箇所のみ記載しています。該当する聖書箇所を「聖書本文検索」で「書名」と「章」まで入力し、「節」入力を省略すれば、章全体を参照できます。

読み聞かせ

華陽教会では、『聖書朗読と読み聞かせを中心とした礼拝カリキュラム』を作って、子どもたちに絵本や紙芝居の読み聞かせをして、聖書のお話を伝えています。 

今日は、(たのしい せいしょ かみしばい)の『岩の上にたてた家』を読んで、聖書のお話をみんなで聞いていきたいと思います。

(*紙芝居は記事下部のリンクから視聴できます)

メッセージ

聖書には、イエス様がみんなに話した色んな教えが出てきます。最初に読んだ、「心の貧しい人は幸いである」という言葉も、紙芝居で読んだ「岩の上に建てた家」のたとえ話もイエス様が山の上に登って話してくれた、大事な教えの一つです。でも、一度聞いただけで、どういう意味か分かった人は少ないと思います。

「心の貧しい人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである」……イエス様はそう言うけれど、「心が貧しい」って、良いことには聞こえません。心が豊かな方が、神の国、天の国へ行きやすい気がするのに、イエス様は「天の国は、心の貧しい人たちのものである」と話します。

「悲しむ人々は、幸いである。その人たちは慰められる」……イエス様はそう言うけれど、悲しい目に遭わない方が、ずっと幸せな気がします。後から慰めてもらえるとしても、悲しくなるような嫌な目に遭いたいと思う人は、たぶんいないでしょう。むしろ、悲しくならない生き方をできる方が、幸せになれる気がします。

紙芝居に出てきたたとえ話も不思議です。「わたしのこれらの言葉を聞いて行う者は皆、岩の上に自分の家を建てた賢い人に似ている。雨が降り、川があふれ、風が吹いてその家を襲っても、倒れなかった。岩を土台としていたからである」……でも、岩の上に家を建てるって、イエス様の居たイスラエルでも、普通のことではありません。

柱を建てるための穴が簡単には掘れないし、たいていは土の上に穴を掘って、柱を立てて、家を作ります。確かに、砂の上に家を建てたら、すぐに柱が倒れてしまうので、家を作る人は、硬い土の上に建てようとします。でも、岩の上はさすがに硬すぎます。頑丈な家を作るためとはいえ、そんなことする人はほとんどいません。

イエス様の言葉を聞いて行う人って、実はとても少なかったのかもしれません。腹を立てるな、人を裁くな、いつも喜んでいなさい……確かに、岩の上に家を建てるのと同じくらい、難しくて、たいへんで、簡単にはできないことです。イエス様に言われたとおり、敵をゆるし、隣人を愛し、嘘をつかずに過ごせるほど、心は豊かじゃありません。

山の上でイエス様の教えを聞いた人たちの中には、「すごい教えだ」「素晴らしい話だ」と喜んで聞いた人ばかりが居たわけじゃなかったでしょう。イエス様の教えを聞いて、私にはなんて難しい教えだろう……私の心はなんて貧しいんだろう……と悲しくなってきた人もいたでしょう。でも、イエス様は最初に言いました。

「心の貧しい人々は、幸いである。天の国はその人たちのものである」「悲しむ人々は、幸いである、その人たちは慰められる」……イエス様の話を聞いて、難しいな、分からないな、ちょっとしんどいな……と感じた人たちは、安心してください。天の国は、あなたたちのものです。イエス様はあなたを神の国へ招くためにやって来ました。

岩の上に、自分の家を建てられなくても、イエス様が一緒に柱を立ててくださいます。心が貧しくて悲しみに襲われても、イエス様が慰めてくださいます。礼拝に出ても、そわそわしたり、イライラしたり、簡単には、良い子になれない私たちのことも、イエス様は抱き上げて、祝福してくださいます。

今週も、皆さん一人一人に、イエス様の言葉と力が届きますように。神様の愛と平和が、みんなを包んで、幸いな人になれますように。アーメン。

讃美歌

お話のあとの賛美歌は、その日のお話に沿った歌を歌います。今日は、聖書を通して色んな言葉をくれる神様に、これからも必要な言葉がもらえるよう、願いを込めて歌います。

マスクをしたままで、オンライン賛美歌(1)番「枯れた谷に鹿が」を歌いましょう。どうぞ、お立ちください。

主の祈り

イエス様が教えてくださった、一番基本的な祈りを祈りましょう。主の祈りは、イエス様が弟子たちに教えてくださった「祈り方の基本」です。神の国、天の国がやってくるよう願い、平和を求めて祈ります。オンライン賛美歌の後ろの方の4頁をご覧ください。普段は、左の古い言葉を使っていますが、今日は、右の新しい言葉で祈ります。主の祈り。

献 金

感謝の献げ物として献金をしましょう。献金は、神様の恵みに感謝して、自分の生き方を神様にささげるしるしです。ライブ配信を見ているお友達は、心の中で感謝の祈りをささげましょう。

献金の讃美歌(78)番「ささげましょう、すべてを」を歌いましょう。お立ちください。

祝 福

今週一週間、新しく生きる力をもらって、それぞれ、必要とされている場所へ出ていけるよう、神様の祝福を宣言します。共に、神様の祝福を受けましょう。

派 遣

義に飢え渇く人々は、幸いである、その人たちは満たされる。

マタイによる福音書5:6(新共同訳)

祝 福

主イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりとが、ここに集まった一人一人の上に、また、それぞれのご家庭にいる、子どもたち、家族、友達の上に、いつまでも変わることなく、ありますように。アーメン。

後 奏

今日も、教会に集まって、また配信を通して、教会学校こども礼拝にご参加くださり、ありがとうございます。今日は、前奏から後奏まで、一つ一つの意味を説明しながら行うオープン礼拝を教会学校でも行いました。普段の礼拝はもう少し短い20分前後の礼拝です。

引き続き、礼拝後のゲームやクイズをする時間「教会学校こども会」(分級の時間)を始めます。配信を見ている方は、華陽教会のYouTubeで全体公開しているので、続けて次の動画をご覧ください。また日曜日まで、皆さん一人一人に神様の平和がありますように。

教会学校こども会(分級)の動画は下記のリンクから見られます。


柳本伸良@物書き牧師のアカウントです。聖書やキリスト教に興味のある人がサラッと読める記事を心掛けています。サポート以外にもフォローなどお気持ちのままによろしくお願いします。質問・お問い合わせはプロフィール記載のマシュマロ、質問箱、Twitter DM で受け付けています。