夏休みの絵日記

花火大会

3年ぶりの

楽しみにしてたそれなりに


マンションを内見してた時

不動産屋がサラッと言ってな


住んでみて分かった。大きな花火大会が自宅から観れる事の素晴らしさを。

そしてあの不動産屋はこのアピールポイントをもっと熱を持って語るべきだと。

あんなサラッとじゃ全然足りない

俺が主任だったら叱ってるし

親方だったら大目玉落としてるし

演出家だったら灰皿投げてる

令和だから投げる振りだけれども



引っ越して数年はおじちゃんおばあちゃん呼んだり

ピザにビールでスタンバったり

ベランダに椅子買ったり


はしゃぎにはしゃいでたが、数年経つとありがたみも薄れていき、

仕事を断らずに観ない年もあったっけ


すまん不動産屋





そしてコロナ


3年連続の中止を経て久々の開催

ふわっとしたイベント感で臨んだが、

よくよく考えると

特に関係者さんの心境を想像すると

例えば
花火職人さんとか

市役所の主幹部署の人とか

花火大会で告白しようと決めてた童貞とか

告白されるのを薄々気付いていて、絶対振ってやろうと決めてるあけみちゃんとか

思いを馳せるとジーンとくる


だよな~。3年か、、まるっと高校生活がここの3年の学年の若者ち。。。




ドーン!!


ドドーン!!!


『はじまった!』

子供と子供の様な僕の二人が窓越しに空を見上げる


じーんときた


3年前は花火を怖がってて息子の成長


つけっぱのTVは音楽番組

斉藤和義が『歩いて帰ろう』を歌ってた

花火を見上げ

息子を見下ろし

右手に斉藤和義

左うしろに妻


(結婚前にカラオケで歌った事あったな)

そして頭の中を息子が産まれてから今日はまでの日々が駆け巡る…


とても良い夜であった。














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