レザボアドッグス感想文(ネタバレ勿論あり)

クエンティン・タランティーノ監督のデビュー作『レザボアドッグス』が映画館で上映されたので観に行きました。


正直デジタルリマスターと言われても何のこっちゃで、そこまで映画に詳しくもないのですが、30年前に公開されそれで言うと28年くらい前にレンタルビデオで借りて観た作品。とても面白かった思い出があり(内容はざっくりだけで細かい所は全然覚えていない)是非スクリーンで観たいと足をはこびました。


評論も解説も豆知識的なことを紹介する事も出来ないので、いたって素直に感想を書きたいと思います。シーンシーンでどう思ったか感じたかです。

ネタバレはあります。というか内容を詳しく説明する腕も時間もないのでストーリーを知りまくってる人しか分からないかものとても我が儘な記事でございます。それでもよければ!

では



まず、すごく有名な冒頭の無駄話シーンからのオープニングです。

ここでの僕の感情の動きは


『これこれこれ、格好いい雰囲気!』

そうです。格好いいとかスタイリッシュとかこの映画の評判を一瞬で思い出しニヤニヤするような立ち上がりです。


でも誰が何色(映画内で仲間に色のあだ名をつけて呼びあっている)なのか、誰が死ぬのか、誰が警察なのか、、全く思い出せません!神様は初見の楽しみをもう一度僕に与えてくださいました!(笑)あ~28年の時の流れに感謝


そして『この会話シーンでは誰が主役かわかんねぇな』と思いました。もちろんわざとです。カメラワークにしても話の内容にしても主人公感を出してる人がいない。全員主役か全員その他大勢。


強いて言えばピンクの主張が激しくこの人がキーマンかなと思いました。そしてこの面々が宝石店強盗のために集められたのが分かり、その直前のミーティングらしく、、直前までこの無駄話する余裕が格好良さの源であり、同時にプロ集団の印象を持ちました。


この面子を集めたおじいさんを弱っちく撮ってるのもカウンターにしてるんだとも(手帳取られて返して貰えないとか)



そしてオープニング ここはいいでしょう



次のシーンで衝撃。何かやばい事が起こった。強盗が失敗した!


あのプロ集団が?



この28年、ずっとお笑い鑑賞を趣味にしてきた私の言い方としては、振り落ちを散りばめてあるなと思いました。ナンチャンが笑いとは裏切り。太田さんのボケるまでのミスリードが大切。などの言葉を思い出しながら続きを観てました。


振りと落ち


弱っちいじいさんがボス


プロ集団が失敗


失敗の理由は裏切り者がいる?

(ここで展開てやつ)


そう言う映画か!とワクワクさせた所ですぐに裏切り者はオレンジとバラす裏切り!何これ!(笑)


キーマンの印象のピンクは雑魚キャラ?


ブロンドはサイコパスだと散々振っておいて人質には何もしない、、と思いきや二人きりになると残酷シーン


エディもこんなに殴ってバカなのか?からのピストル


回想シーンでは、エディとブロンドの関係はあんなに信頼してたとは分からんかったなとか


そんな細かい裏切りがあっての大筋の展開であるオレンジの息がある内に解決するのか?


からの


結局全員死ぬんかい!



まで、とてもおしゃれで、とても格好よく駆け抜ける映画でした。

欲を言えばパルプフィクションとトゥルーロマンスを映画館でやって欲しいー!

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