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スペイン逃避行

こんにちは!おひさしぶりです!2020年一発目ですね!

ほんとは年が変わる前に投稿したかったのですが、年明け一週間前にパソコンが壊れてしまってバックアップをとっていた11月下旬までのデータは全部なくなってしまい、復旧作業に年末年始は追われていました、、、、。

作品の作り直しをしていて一月初旬も時間をとれなかったのですが、ようやく時間ができたので投稿できます!

溜め込みすぎて文量多くなってしまいましたがいい写真たくさん撮れたのでぜひ読んでください!


ビザ獲得

11月の終盤についにドイツのビザを獲得しました。

予約したのが9月の中旬だったのに順番待ちで役所に行けたのが11月の最後になってしまいました。
ビザの手続きは各国によって異なるのですが、ドイツの場合は3ヶ月以内(90日以内)であればビザなしでもパスポートがあればドイツに滞在してもいいことになります。なのでかなりギリギリになってしまったのでドキドキしてました。
この申請で失敗したら確実に90日を超えてしまう!という危機感がすごかったのでドイツ人のお友達に手続きの際は一緒に来てもらいました。(ドイツ人のお友達が手続きまでにできて本当によかった、、、!)
役所の人も英語が話せるとは限らないみたいだったのでお友達がいたら一緒に行くと心強いです。

手続き当日は基本、友達と役所の人がドイツ語でやりとりをしてくれて友達に言われた通り書類を出して無事申請できました。

加えて、そのドイツ人のお友達と一緒に翌週からスペインに旅行をすることが決まっていたので、ドイツに帰国する時にビザがなくて入国拒否になってしまっては困るということを伝えたら通常3週間ほどかかるビザの発行を当日にプリントアウトして発行してくれてパスポートに貼り付けてくれました。

本当にそのお友達に感謝です!ありがとう!

これで無事ドイツに一年間滞在していいことになり、入国に関する手続きはこれでようやく終わったので色々安心できるようになりました。


マラガ旅行

ということでその数日後にドイツ人のお友達とスペインのマラガに旅行しました。
もともとはそのドイツ人のお友達のカナダ人のお友達と二人の旅行だったそうなのですが、一緒にくるか?って聞いてくれたので行く!と行ったら本当に行くことになりました。

大学1年生の頃は第二外国語にスペイン語を選択していたのでせっかく一年間学んだことだし勉強し直そうと思って勉強しました。
ドイツ語と英語の勉強の時間をググッと削って大学一年生の頃に使っていたスペイン語の教科書を使って勉強です。(実家に忘れてしまった100ページ以上にわたる書き込んだ教科書を全部写真で撮って送ってくれた妹に感謝!)

いざ、出発。マラガはどこにあるかというと、

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お手製地図拡大、、、!
スペインの南側に位置してます。

7泊8日の旅行でしたが、荷物はリュックサック一つ!リュックサック一つであればとても安く飛行機に乗れるので洋服はホテルで洗濯し、必要なものは現地で買うというスタイルで今回は行きました。

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マラガに到着!宿泊したホテルからの写真。

そこでようやくカナダ人のお友達と合流。お互い初めましてで、どんな旅行になるんだろうとドキドキだったのですが、とっても優しくしてくれていい人でした。

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マラガは本当に天気がよくて気温も12月に関わらず15℃ぐらいで最高に気持ちがいい。
ずっと曇りの天気で寒いドイツ生活からしたら本当にいい場所でした。
久しぶりの海の音はやっぱりいいですねー。

ホテルはマラガより少し南のトレモリノスというとこだったのですが、物価が安いし、お店のビールは一杯1ユーロで飲める上、スーパーで変えるワインも1ユーロで買えます。種類もとても豊富で毎日3人でワイン飲んでました。安いだけでなく美味しくて全然悪酔いしないのが本当に素晴らしい。

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昼は外、夜は基本自炊をして、深夜にバーで酒を飲むという旅行スタイルです。

ロンダの街

次の日はレンタカーを借りてドライブしました。こっちに来てから乗用車で移動するのは初めてでなんだかドキドキしました。

高速道路乗って移動してたのですが、景色が本当にすごくて。
スペインらしいといえばいいのかわかりませんが広い大地がバーっと広がっていて植物が生えてない土がむき出しの部分があるみたいな、とても日本では見られないような荒野が本当にどこにでもあって私にとっては驚きでした。
こういう景色が特別でなくて普通にあちこちにあるのがここでは当たり前なのが不思議です。私の感覚としては映画のワンシーンにでもいる気分です。

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この日はロンダの街という古い街へいきました。

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街も綺麗でヨーロッパらしい建物でよかったのですが、それよりも岩肌とか植物の生え方が印象的でした。

そのほかにも小さな街を点々と日が沈むまで移動しました。

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今回の旅行はスケジュールをみっちり決めて行くようなものではなく、その日の予定はその日に決める。というスタイルで、この街たちも着いてから次はどこいこっか?ってカーナビで調べて気分でドライブしてました。

ジブラルタルへドライブ

次の日にはジブラルタルへいきました!ジブラルタルは場所の名前で、イギリス領です。なのでイギリスにドライブで行きました!

ジブラルタルの場所はここ

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本当に先っちょにちょこんとありました。
そこには背の高い岩山が一つあるだけで、その周辺だけがイギリスとなってました。

スペインと陸続きなのでパスポートをチェックされてから入りました。ETCみたいなゲートがあってそこで一台一台チェックするので、入るのに渋滞しました。

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この写真は岩山を登っている最中に撮ったもので、手前がイギリス領、奥に見えているのがスペイン領です。

この場所は地中海の入り口であるジブラルタル海峡を支配できる場所として軍事的に重要な場所であったためイギリス軍の基地跡がたくさんありました。

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地図で見るとアフリカがすぐ近くにありますが、山頂から見てもアフリカは見えませんでした。写真の奥に写っているのはスペインで、写真の左側の海の向こうにアフリカ大陸があります。

この次の日にもドライブで国立公園に行ったり小さな街をめぐりました。道がグネグネで車酔いしながらも写真頑張ってとりました。

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とても時間の流れをゆっくりと感じられるとてもいい場所でした。到着したときに老夫婦の家族が喋ることなくじっと日の方を向いてベンチに座っていて、帰りにも全く変わらずそのまま夕日の方を向いてピクリとも動かず座っていたのが印象的でした。この町に住む人の時間を少し感じることができてああいいなぁなんて思ってました。

Totalánという町なので気に入ったら行ってみてください。

鍵忘れる事件

鍵は本当に毎回といっていいくらいトラブルが起きる!
今回は鍵を家の中に置きっぱにしてオートロックがかかってしまったパターン。
レンタカーを返却して、その日は海に入ろうっていうことになって外に出てすぐに鍵を忘れたことに気づきました。大家さんに連絡し、半日待ってようやく戻ることができました。鍵はいつでも気を抜いてはいけないですね。

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にしても本当にほとんど晴れでいい天気でした。
真っ白な壁がとてもまぶしくて、赤茶色の屋根にみんな揃えられていて綺麗な街並みでした。

近くの山にケーブルカーで登ることができたので行ってきました。スマホでチケットを購入してそれを係員にスキャンさせるのですが、その時にスマホの画面を明るくしてくれって言われたのですが全然聞き取れなくて数分格闘してました。残念ながらスペイン語はまだまだなようです。

ケーブルカーからの眺めはすごい良かったのですが風が強くて強くて怖くなるくらいに揺れに揺れてアトラクションとしてもなかなかよかったです。

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山の上もやっぱり風が強かったのですが、いい景色でとてもよかったです。

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飛行機前日欠便事件

自然に心癒されてホテルに帰宅。すると飛行機会社からメールが届きました。明日予定していたフライトはストライキにより欠便です。という内容で、大慌て。前日に伝えるとはなんということでしょう!

とりあえず、その対応のために飛行機会社の手続きを取ろうとしたのですが、問い合わせチャットがコンピュータによる自動返信であまりにも手続きが進まずひどかったのでこれは明日空港に行って手続きカウンターに直接行くしかないということになり、おいしいワインとビールを飲んでその日は寝ました。

次の日、マラガ空港にいって手続きをし、翌日の飛行機に乗ることになりました。で、渡されたチケットがこれ

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めっちゃ手書き!!
なんと原始的な!
私のために手を動かして発行してくれた大切なチケットです。

これで明日本当に乗れるか不安もありましたが、実際チェックインに必要なのはフライトナンバーと予約番号があったので大丈夫そうでした。
今日の分の宿をマラガにとってマラガの大きな街を観光することができたのでこれはこれでよかったですね。

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マラガの中心地の方は本当に大きな街で、交通量も多かったし、建物も大きく、観光客がたくさんいて賑わっていました。

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街はクリスマスの雰囲気で街中にマライアキャリーのAll I Want For Christmas Is You が大音量で流れていて、このアーチが曲に合わせて点灯してました。

マラガ大聖堂

きました。お決まり大聖堂シリーズ。第5弾かな?
マラガ大聖堂!

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街の中にドカーンとたたずんでいるという感じではなく、今まで見てきた大盛堂よりは小さめでしたが、その建築の細かさと緻密さはやはり存在感があります。今回は珍しく入場料が必要でした。

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ライトアップに力を入れているように感じました。今までの大聖堂は荘厳な雰囲気でしたが今回は入ってすぐに「わあ綺麗」って感じでした。黄色に照らされていて大きな絵画が壁にはたくさん飾られていました。

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マラガは天気が良くて暖かくて料理もとても美味しかったのでよかったです。

テネリフェ島へ

ドイツ人の友達とカナダ人の友達とお別れをしてマラガ空港へ。
チェックインカウンターに行き、例の手書きチケットを渡すとお前正気か?みたいなすごい顔で見られたのでフライトがキャンセルになって受付の人からこれをもらったんだ。スペシャルチケットだろ?って言ったら納得してくれて無事手続き完了。飛行機に乗ることができました。


次なる行き先はテネリフェ島!
家に帰らず、そのままテネリフェ島に向かいました。テネリフェ島ってどこぞや?ということですが、ここ!

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随分遠いとこに、、、!

ここはアフリカかと思いきや、スペイン領なんです。カナリア諸島の中の一つの島になります。
ここに行くことになったのは、今行っている留学先の学校でフィールドトリップの授業があってそれに参加するためです。
全額自己負担ですが、一人先生がいて、面倒を見てくれるというもので、せっかくだったので参加しました。10泊11日の旅行。というかバカンスでした。

ヨーロッパの人にとってのハワイみたいなところで、寒いドイツを離れて多くの人がこのテネリフェ島に来るそうです。ものすごいあったかい場所で、暑くなく、とても過ごしやすい場所でした。

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地図で見るとすごく小さく見えますが、結構大きい島で、島の南から北に行くまで高速道路で1時間はかかります。
13人が参加してる授業で、みんなそれぞれ日中はバラバラに活動して自分の作品作りに励み、夜は一緒に過ごす授業というかほとんど旅行みたいな授業です。
みんなでお酒を飲みながら先生は色々な旅先での話をしてくれました。アフリカに行ったときの安全ではない水の話、アマゾンのある民族との関わり方の話、毒ヘビと出会ってしまった時の距離の取り方など、仕事柄、かなりディープな内容の話をたくさんしてくれました。
いいショットを撮るためにはかなり危険が伴うものなのだという内容だったのですが、その点このテネリフェ島は砂漠、火山、透明な海、熱帯雨林をそろえた素晴らしい自然がたくさんあり、水も安全だし、危ない生き物は少ないし、治安も良く、スマホも使えるから初心者トラベラーにはもってこいの環境なんだと熱心に話してくれました。

翌日、先生が島を1日かけて車で案内してくれました。想像を絶するほど素晴らしい自然を見ることができました。

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もうなんだか目の前の光景を信じることができないような気持ちで、こんなところ本当にあるんだと終始驚いてばかりでした。
映画や写真集とかで似たような場所は見たことあるけど、それを目の前にすると本当に感動ものです。
こういう場所も、別に特別にあるわけじゃなくて人が住んでる町から道が繋がっていて、世界的に見たらいわば普通に存在してる1つの場所にすぎないんだなって思いました。

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白く写っているのは雪です。標高が高いので影には固まった雪がありました。
見るもの見るもの全てがあまりにも新鮮すぎます。
20年くらい生きてたけど、世界のことなんて全然知らなかったんだなぁなんて思ってしまいました。

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車を数分走らせるだけで、景色が全く変わります。上の写真は島の北側の写真で、こちらは雲が当たるので水に恵まれ、多様な植物が育っています。先生いわく、永遠の春だそう。

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サンタクルズの町

テネリフェ島の北側にはこの島で一番大きな町、サンタクルズがあります。ここにはコンサートホールから博物館、ショッピングモールに大学まであるようなところで、観光地のようなところです。
このまちにはホテルがたくさんあり、観光客の町です。

テネリフェ島の南から西には前から住んでる住民や、退職した人が老後を過ごしていたりしてこじんまりとした雰囲気だったので、一気に賑やかに感じました。

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植物園に行きました。

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美術館と図書館が一緒になった施設

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市場も盛んで、アフリカ大陸が近いのでアフリカ系の食べ物も手に入るそう。

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美味しそうだったので、見ためが奇抜なフルーツたちを買ってみました。
この時には旅も終盤だったのでだいぶスペイン語も使え、このフルーツの注文はおいしいかどうかとか、そのまま生で食えるかとか、それは見た目違うけど、熟しただけで同じフルーツだとか、全部スペイン語で会話できたのでとても嬉しかったですね。この時点では確実にドイツ語よりもスペイン語のほうが喋れてました。
一番使ったスペイン語が「トイレはどこですか?」でしたね。
¿Dónde está el baño?(ドンデ エスタ エル バーニョ)なのでスペイン語圏に行く方はぜひ覚えておいておくと便利です。

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変えたのは6個。お店の人がサービスでカットまでしてくれました。
一番左の赤色のフルーツがザクロ、そこから時計回りにキワノ(ツノニガウリ)、あんず、ドラゴンフルーツ、パッションフルーツ、ぺピーノ。

一番美味しかったのはパッションフルーツ。しっかりと味があって酸っぱくて美味しかったです。
二番目はザクロ。酸っぱくて美味しかったけど、大変食べにくい。
三番目はドラゴンフルーツかな。見た目のわりに味がしないのは有名だけど、別にまずいわけではなく、水分とってる気分でした。
四番目はあんず。買った時はあんずだと知らなかったけど後から調べてわかりました。苦くてちょっとほんのり甘いって感じです。
五番目はキワノ。食感は楽しいですが、全然味がしない。ほんのり味するけどまだ熟してない果物って感じの味でした。
六番目はぺピーノ。これもまだ熟してない果物って感じの青い味で、ほんのりメロンの味でした。

どれも食べれないほどまずい訳ではないですが、どれもめっちゃ美味しいというわけでもないです。
やっぱり市販で売られてるフルーツはおいしいから売られているんですね。

他にも、ちょっと北に行ったところにあるラ・ラグーナという街にも行ってきました。

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星空撮影

帰国前日の最後の夜、先生が車で山に連れて行ってくれることになりました。満点の星空を見れるということで他の友達もおすすめしてました。

日没前から出発して車で山をグイグイ登ります。夕日が綺麗でした。

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岩を真っ赤に照らして太陽は沈んでいきました。

そのまま車で登り続け、ちょうど良さげな、周りに光が全くないところに座って日の光が完全に消えるのを待つと、たくさんの星が見えました。

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すごい!
カメラでこんなに綺麗に納められたことに感動です。
シャッタースピード30秒で、絞り値はその時使ってたレンズの最大で2.8
ISOは1000で設定して撮れました。
いままで撮ってきた写真は正直一眼カメラでなくてもスマホのカメラで十分撮れそうなものばかりでしたが、こればかりは一眼カメラでなくてはなかなか撮れない写真なので、ようやくその性能を使ってあげることができて嬉しい気分です。

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肉眼でもうっすらと天の川を見ることができて、写真でも後から編集で明るさをググッとあげると天の川が撮れてることがわかります。

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上の写真の黄色の雲みたいなものは街の明かりを雲が反射しているものです。
写真のほうが小さい光も捉えることができていて、実際にはこんなにたくさんは見えてなかったと思いますが、それでも満点の星空が見えたので大満足です。


テネリフェ島は本当にいい場所でした。死ぬまでにもう一度来たい場所です。退職した老後生活にこの場所を選ぶのもわかります。
この島では海のアクティビティにももってこいで、他の友達はダイビングもしていたので次の機会にチャレンジしてみたいです。
それから、他のカナリア諸島の島もかなりおすすめだと、地元の住人がいっていたので次は行きたいですね。ただ、運転ができないと回ることができないので免許は必要です。

このテネリフェ島は留学してから今まで訪れたスポットの中で一番おすすめできます。運転免許がなくともテネリフェ島はバスが通っており、ツアー等もやっているので楽しめます。ただ、運転できる人がいると数倍楽しめます。
ぜひ機会があったらいってみてください。


今回はここまで

18泊19日のスペイン旅行で、12月のほとんどをスペインで過ごしました。とってもいい場所で良かったです。

年末年始は一度日本に帰って家族や地元の友達と過ごしました。大学に入ってから毎年帰ってますが、この時間が私にとってはすごく大事で、いつもとてもパワーもらってます。会ってくれたみなさんありがとう。

これからもいろいろな場所に行って発信していきたいと思います!
今年もよろしくお願いします!