最後の晩餐とオーロラ
先日よく利用しているケバブ屋さんの店員さんに日本から来た留学生だと伝えると「ああ日本といえばナカムラだな」って言われて知らないと答えると「あのナカムラを知らないのか!すごい人なんだぜ。君は教育を受けていない人なのか?」なんて言われて家に帰って調べてみたら中村哲医師のことで、アフガニスタンで医療から灌漑にわたって長い間活躍していた人であったことがわかりました。同じ大学の出身であることも知らなかったし、つい最近の2019年12月に銃撃事件によって亡くなられたことも知りませんでした。こんな世界的に有名な人も私は知らないんだなと思うことがよくあります。
数ヶ月前にも名前は忘れてしまいましたが、ボクシング界で世界的に有名な日本人がいて、そのドイツ人にとっては日本といえばその人というくらいの人物を知らなかったりと、日本人であることを話すたび、その人の日本像を話してくれるのでとても勉強に日々なっています。
と、前置き長くなりましたが、1月は「いつか見たい、、、」の代名詞でもあるくらいの「オーロラ」と、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を見にアイスランドとイタリアに行ってきました。
イタリア、ミラノへの旅
美術館を訪問して一枚の絵を選んでレポートを書くという課題が学校から与えられて、「わざわざ論じるなら見たかった絵について書きたいな」と思ってレオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐が浮かびました。最後の晩餐を見るのに予約が必要なのは知っていたので、予約サイトに行ってみると奇跡的に1日だけ予約の空きがありました。これは行くしかないと思い、チケットを購入してミラノまで行くことになりました。
ミラノの場所はここ!
ドイツってイタリアとは接してないんですね!
ミラノまではおなじみのFlixBusを使って行きました!片道8時間半で、3000円もしないバス旅でした。
学校もある上、なるべくお金は節約したかったのでバスを宿代わりにして前日の夜に出発し、早朝にミラノに到着しました。
この日ミラノの天気は晴れで最高に気持ちがよかったです。ドイツの曇りと比べると朝日が眩しくて眩しくて、街が輝いて見えちゃうくらいです。
街がとてもいい!綺麗というか、美しいというか、芸術的に完成してるって思いました。路面電車も古くてレトロで、ギコギコ音を立てながら走ってるんです。
アナログで不便そうなこの感じがたまらなくいい雰囲気でした。レトロな雰囲気のデザインとかじゃなくて、古いものをそのまま今も使っているのがすごく良いです。
石畳の道路がとても情緒を刺激してきます。
この道路だと凹凸があってアスファルトに比べて音がうるさいのですが、とても絵になります。
便利さとか心地よさを追求した方がいいみたいな流れは今では普通ともいえますが、この街は不便でも、維持するのが大変であったりしても、その良さを認めて維持しようとしてるように感じられました。
写真の奥に見えているのが、、、
平和の門!
この向かい側をみると、、、、
なんだか立派な影が奥に!
この影の正体は、、、
スフォルツェスコ城!
この古城は博物館として現在は機能していて、ミケランジェロの生涯最後の作品(未完成)がある場所として有名です。
今回は時間がなく博物館は入りませんでしたが、中を通るだけなら無料です。
イメージするようなお城というよりも、要塞のような力強さを感じました。
そしてこの城の前には像があって
この像の向く先にはミラノのいわば参道のようなダンテ通りが続いていて、
この道の先には後ほど紹介する大聖堂が続いています。
平和の門からずっと続いているこの感じは圧巻です。
街として美しいです。なんという魅せ方。観光地としてのレベルが違うと思いました。街が芸術的です。
この美しい街並みに惚れました。石畳の通路に建物の色は綺麗に馴染んでいて、建物はどれもヨーロッパのイメージに当てはまるような硬く重い洒落た外観で、どれもこれも久々の太陽光のせいか輝いてました。
門や城、像をよけるように車道が円状に通っていて信号も多く、クラクションがよく鳴って、車にとってはかなり不便な街なのは見ていて思いました。
が、それと引き換えに守った景観のすばらしさは他の街にはマネできないものだなと思いました。
最後の晩餐
私の取った「最後の晩餐」のチケットが11:45入場だったので先にその場所へ向かいます。
レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐はサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の食堂として使われていた場所にあります。
これがサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会。中は現在も教会として使われています。絵による装飾が多いのが印象的でした。
最後の晩餐はこの隣の建物になります。
ウェブサイトで購入した証明を受付の人に見せてチケットを発行してもらい、入場を待ちます。1グループの人数は20人ほどで見学時間はわずか15分!
たった一枚の壁画だというのにものすごい緊張感。入場の時間になると受付スペースから進みます。進むごとに自動ドアが閉められて閉じ込められます。数分ごとにグウィーンってドアが開いていきます。
このよくわからないシステムがもうなんだかたまりません。
一歩一歩絵に近づいているのを噛み締めさせてくれます。あと2枚越えたらあの絵が!
一枚一枚くぐってようやくその食堂に入ります。
デーーン!!!
本物だ!!!
500年の時を超えて今、目の前に最後の晩餐が!!!
絵自体はうっすらとしていて「うわぁ!綺麗!」とはなりませんでしたが、ジーンとしました。ずっと前の人が壁にお絵かきしただけなのにそれに価値を見出して後世の人に残すように伝え、たくさんのお金を出して修復をして500年以上もここに残りつづけたのですからすごいです。
一番自分の目で見てみたかった絵だったので見ることができてよかったです。
部屋は本当に絵のためだけの部屋で、縦に長く高い天井でした。
絵の教会
この後に二つの教会にも行きました。サン・マウリツィオ教会とサンサティロ教会です。
サン・マウリツィオ教会は壁や天井、そこら中に絵が描かれていてとても装飾的でカラフルです。
スペースというスペースにびっしりと描かれていてすごい光景です。
とても綺麗だったのでおすすめです。
サン・マウリツィオ教会は中が下の写真のようになっています。
この教会、実はだまし絵で実際は凹んでない場所があるのですが、どこかわかりますか?
スペースの関係上、十分な長さが確保できなかったため、絵による騙しで、教会をより大きく見せています。
横から見ると、、、
最後の奥の空間は若干へこんでるだけだったんです。
上手に見せますよね。
ドゥオーモ
ミラノのといえば象徴であるこれをみなければ!
ミラノのドゥオーモ!ミラノ大聖堂!
すごい!!美しすぎて圧力を感じます!!
めちゃくちゃ真っ白で、綺麗でした。
世界最大級のゴシック建築であり、5世紀もの歳月をかけて多くの芸術家によって完成されたそうです。
細かくて丁寧で綺麗で、見ていて気持ちがよくなります。
中は外観と打って変わって石っぽいくすんだ色でギャップを感じます。
外の華美さに比べて中の質素な色使いがすごくインパクトあります。
なんだか規模が大きすぎて水害用の地下貯水のように感じました。
それぐらい物々しいというか。ここだけ別の場所に来たように感じます。
ブレラ美術館
ミラノ最後のスポットはブレラ美術館!
日本での大学で歴史的絵画について学ぶ授業があったので絵画巡りは楽しいです。
これがブレラ美術館です。
18世紀末から19世紀初頭にかけてイタリアを征服したフランス軍が各地から収集した美術品をブレラに集めました。19世紀ナのはじめにポレオンの誕生日に一般公開したのが始まりです。貴族の個人コレクションが元になっている事が多い、他のイタリア美術館とは成り立ちが異なるそうです。
中でも一番見たかったのが
マンテーニャの「死せるキリスト」
絵において構図はとても大事で印象を左右するのですが、この絵は人を下から上に描きあげるという独特な表現でとても印象に残ってたので見てみたかった作品です。
ベッリーニ兄弟の「アレクサンドリアで説教をする聖マルコ」
あまりに大きすぎて写真が歪んでしまうくらい大きな絵もたくさんあって見応えありました。
カナレットの「サン・マルコの船だまりから波止場の眺望」
いつかベネチアにも行ってみたいですね。
他にも有名な絵として
ラファエロの「聖母の婚礼」
カラバッジョの「エマオの晩餐」
フランチェスコ・アイエツの「接吻」があります。
みごたえ満載で他にも数百を超えるたくさんの絵があります。
ミラノは歩く人もオシャレだし、世界的観光地なだけに物乞いする人も多く、歩きながら物を買わせようとしてくる人もなかなかしつこかったりしますが、とてもいい街でした。今日紹介した場所は全て徒歩圏内で非常に旅行者にとっていい場所でした。私は好きです。
いざ、アイスランドへ!
みなさんは死ぬまでに見ておきたい風景とかありますか?
私はずっとオーロラを見たいと思ってました。
ということで今回、同じくドイツに留学してる日本の友達が一緒に来てくれることになり、オーロラに挑戦です!
オーロラが見られるのは地球の中で北極や南極に近い場所にドーナツ状のオーロラベルトと呼ばれるところによく発生します。
南半球では南極大陸やニュージーランド、アルゼンチンなどで観測ができて、北半球ではロシアやカナダ、アラスカなどで見られます。
ヨーロッパの中で観測がしやすいのはノルウェー、フィンランド、スウェーデン、アイスランドになります。
今回アイスランドにしたのは、オーロラベルトに国中が入っていることと、オーロラが観れる地帯の中ではかなり暖かい気候に恵まれていることと、オーロラ以外のアクティビティが豊富にあって、ドイツからのアクセスがよかったので決めました。
ドイツのフランクフルト空港からアイスランドの首都、レイキャビクまで飛行機で行きました。
随分北のほうまで飛びました。片道2時間半で1万5千円くらいのフライトです。
アイスランドのケプラヴィーク国際空港について宿があるレイキャビクまで車で1時間ほど。バスも通っているのですが、友達の提案でヒッチハイクをすることになりました。すぐに乗せてくれる人が見つかり、乗せてもらいました。
車から降りると目の前に教会が!
ハットグリムス教会という教会で時間はなかったので中には入りませんでしたが、モダンでかっこいいです。スターウォーズに出てきそうなくらい威厳がありました。
1日目の夜はオーロラツアーに参加しました。バスに乗って暗いところまで連れて行ってくれます。
が、この日見えたのは星空のみ、、、
天候には恵まれて比較的雲がない空だったのですが、オーロラが発生していなかったのでみることができませんでした。
オーロラ自体は年中発生していますが、極に近い場所は季節によって日照時間が大幅に変化するため、夜の時間が多くなる冬の方がオーロラ鑑賞によいとされています。この日は日の出が10時27分、日没が16時53分でした。
2日目の夜も同様にオーロラツアーに参加しましたが、この日は雲に覆われていて星すら見ることができない状況でした。残念。
ゴールデンサークル
3日目はアイスランドでも人気のスポットのゴールデンサークルに行ってきました。
ゴールデンサークルはシングヴェトリル国立公園、ストロックル間欠泉、グトルフォスの滝の3つを合わせた総称で、途中にあるシークレットラグーンにも寄りました。
アイスランドは別名、氷と炎の国と呼ばれるくらい火山による恵みを受けていて、温泉が豊富です。シークレットラグーンはそのうちの一つで、一番人気のブルーラグーンのように温泉施設として開かれています。
海外では水着着用が基本で、温泉というよりは温泉水プールみたいな気分でした。
温泉で体を温めた後、ホイカダールル地熱地帯へ行きました。間欠泉が見れる場所で、現在はストロックル間欠泉の動きが活発です。
ストロックル間欠泉吹き出しの瞬間。
自然現象で、いつ吹き出してくれるかわからないドキドキがあって楽しいです。10分に一回くらいのペースで吹き出してくれます。
なんだか私の感覚としては目の前の現象が自然現象だと思えなくて、下に噴射装置でもついてるんじゃないかって思ってしまいます。
テーマパークなどで見すぎですね。
こんなのが自然の摂理で動いてるなんてちょっと信じられない気分でした。
湯気とコケと雪が交わっていて不思議な空間でした。
名所スポットそれぞれはもちろん壮大な自然なのですが、通る道、何気ない景色が全部綺麗で、これが同じ地球なのかと疑いたくなるほど美しかったです。
間欠泉の次はグトルフォスです。アイスランド語で黄金の滝という意味だそうです。
二段になった巨大な滝。
かなり距離が離れていましたが、ものすごい迫力でした。
黄金の滝の次はゴールデンサークル最後の地、シングヴェトリル国立公園です。
アイスランドは海嶺が地上に露出している世界でもめずらしい場所で、このシングヴェトリル国立公園で見られるのはその規模が大きい場所になります。
ユーラシアプレートが東に、北米プレートが西にあり、地球の裂け目を見ることができます。
毎年数センチずつ広がっているそうで、一層一層が何千年の時間を持っています。
シングヴェリトル国立公園を後にレイキャビクの宿へ戻りました。
ゴールデンサークルは自然が好きな方はとても楽しめると思います。ツアー等も盛んで、レイキャビクから日帰りで回ることができるのでオススメです。
レイキャビクの様子も。下の写真は街の中にある大きな池です。凍っていて、上から雪が積もっています。足跡ついてますが割れて落ちたら大変なので歩きませんでした。
街はとても静かで、綺麗で素敵なところでした。
想像していたよりも寒くはなくて、気温では日中も夜中も変わらず0℃前後で風が吹くと寒くなるという感じでした。
この日の夜はツアーに参加せず、街の中から海の方へ歩いてオーロラを見ようとチャレンジしましたが、この日も見ることができず、、、チャンスはあと2日間という状況に!
滝づくしの4日目
4日目はアイスランドの国土8%の面積を持つ最大の氷河、ヴァトナヨークトル氷河に行き、氷の洞窟に向かうツアーに参加しました。
レイキャビクが西に位置しているのに対してヴァトナヨークトル氷河は南東に位置しているのでアイスランドの南側をぐるっと回って向かいます。
途中途中にある滝で止まってくれ、たくさんの自然を感じることができました。
早朝の出発、、、に思えますが、もうこの頃には10時半。時計をしっかり見ないと感覚が狂います。
最初のこの滝は中に入ることができます。中に入ると、
めちゃめちゃ大迫力。水しぶきがすごすぎてとてもカメラ出せる状況じゃなかったのでGoProで撮影してます。広角なので滝が遠く感じますがすぐ5m先に滝があって、ものすごい音と、猛烈な水しぶきがめちゃめちゃ楽しかったです。今回のアイスランド旅行の中で一番心拍数上がりました。スコガフォスの滝から歩いていけますので、水対策を万全にして挑んでみてください。
スコガフォスの滝はこちら。
さきほどの滝の水しぶきで服についた水滴が外気で凍ってパッキパキの服になりました。冬の滝のスポットは水しぶきがまわりの地面に降って凍るので大変滑りやすくなっているので気をつけてください。
お次の滝はこちら。
滝もすごいけど、それよりも周りの雰囲気が好きすぎて綺麗なところでした。
別の滝
水と氷が夕日に照らされて絶妙です!
この日最後のスポットはブラックビーチと呼ばれるレイニスドランガルです。黒い海岸を持ち、砂というより黒い丸石でできた海岸です。
水切りにめちゃめちゃ良さそうな石がたくさんあります。
海に近づくほどわかりやすく石の大きさが小さくなっていました。
ものすごい泡立っていて石が動く音と泡が弾ける音が一緒になって、普通の浜辺とは違う雰囲気です。
このブラックビーチはアイスランドの中でも危険なスポットになっていて、波が大きくて一度巻き込まれたら戻れない上、石に打ち付けられたら命を落としかねないくらい危ないそうなので、必ず海に背を向けないで、常に波の大きさに注意するようにガイドさんから言われました。
写真じゃ伝わりにくいかもしれませんが半端ない大きさの波でした。
この日の予定していたアクティビティは終了。ホテルに向かいました。
ついにオーロラに、、、!
0℃前後でオーロラが見える地帯では暖かいとはいえ、寒いものは寒いので体力を奪う上、凍った地面をたくさん歩いて疲れていましたが宿に着いた後、夜は外に出てオーロラを見に行きました。
オーロラ予報のアプリやウェブサイトを見て、オーロラを待ちます。
ちなみに現地ではオーロラよりもノーザンライツ(Northern Lights)の方がよく使われるので調べたりする際は後者を使います。
外に出てから30分以上たって、オーロラは見えず、場所を変えてみようかと話していたところ、街明かりのほうの上にうっすら白っぽいものが!
私は街の明かりが空中に分散して雲に当たってるだけじゃないかと思いましたが友達がシャッターを切ってみるとこれはオーロラだ!と
ええー!すかさず私もカメラを向けて30秒シャッターを開いて撮ってみます。
すると!
うわーー!!ほんとに緑色してる!!オーロラだ!!!
ブレッブレですがこれが初めて撮ったオーロラです。
30秒だと長すぎるんですねと色々設定を変えながら撮ってみます。
これが15秒のシャッタースピード。おー!綺麗!と撮れた写真をみて思ってましたが、実物を肉眼で見ると薄っすら光っている感じで、気持ち緑色してるかな?という感じです。白っぽい光で、雲が町の光に照らされていると言われたらそうだと思ってしまうくらいです。
でもついにオーロラが見れたことに嬉しさが溢れます。
時間が経つとしだいにオーロラは強くなっていって肉眼でもだんだんはっきりと緑色だとわかるようになりました。
写真では赤色のオーロラも見えていますね!
シャッターを切るたびに形が変わっています。かなり揺れていたみたいですが肉眼では揺らめきは見えませんが、さっきに比べて移動したな。くらいはわかりました。
この上の写真が今回の旅行のベストショットです!
北欧神話においてオーロラは夜空をかけるワルキューレたちの鎧の輝きだとされていたそうです。
見ていてとても不思議な気持ちに包まれました。見ることができてよかったです!
ダイヤモンドビーチ
次の日の一発目はダイヤモンドビーチ!
綺麗!!!
これは思わず声が出ました!すごい!
ヴァトナヨークトル氷河の川の出口に位置するこのビーチは溶けた氷河の塊が海に流され、それが打ち上げられることでできたビーチです。
朝日にすかされて本当に綺麗です。
アイスランド高緯度なのでこの季節の日中はずっと夕日のように太陽がオレンジ色に照らしてくれるので写真が映えますね!日が全然のぼらないし、落ちなくて、日没をしてからも暗くなるまでだいぶ時間がかかります。
波の音と目の前の不思議な光景がとてもいい雰囲気を作ってくれます。
絶景でしたのでアイスランドに来る機会があれば是非いってみてください!
氷の洞窟
ダイヤモンドビーチから道を挟んで反対側にはすぐにヴァトナヨークトル氷河が広がっています。
あ、青い!綺麗な色してます。
見えているのは氷河の本当に一部で、オフロードでも走行できる特殊な車で中に進んでいきます。
グイグイとこの車で氷河の中を進んでいきます。車内は揺れに揺れて凹凸を進み、氷の上を滑ったりしながら進みます。
ここ全部氷なんです。見渡す限りの白銀世界。
反対側にもまだまだ氷河が続きます。
ヘルメットを装着し、靴には氷で滑らないようにトゲのあるカバーを装着して溶けてできた氷の洞窟へ向かいます。
すごい。。。綺麗なんだけど、綺麗すぎて人工物にさえ見えてしまいます。
氷が自然に溶けてできたものですが、どこかの有名な建築家さんが作った建物に見えてしまいます。
削って作られた階段を降りると青く水色をした氷の洞窟です。
青くて全部、氷です。
綺麗な透明をした氷で、角度や日の当たり具合によって白から水色に色が違って、本当に綺麗な青色したものは後ろに青色のライト当ててるんじゃないかってぐらい青い氷もあったりで別世界でした。
触ったら冷たくて、ちゃんと溶けて液体になりました。触って溶けるのを確認しないと氷じゃない別物みたいです。
雪が砂のようで、上の写真の霧みたいな白い部分は雪が風で流れているんですけど、風の筋が氷河の形に沿って流れていて、雪の砂漠のようでした。
アイスランドではその雄大な自然を使って多くの映画のロケ地となっているそうです。スターウォーズ・フォースの覚醒とローグワン、バットマン・ビギンズ、インターステラー、キャプテンアメリカ・シビルウォー、トランスフォーマーなどなど、数々の名作の舞台としても使われていて、まさに映画の中の世界にいるみたいな感覚です。
空港までの帰路
氷河を最後にあとは首都レイキャビクまで帰ります。途中ご飯休憩などを取りながら島の南を沿って帰りました。
ずーっとこんな道が続いてるんです。
一本の道だけが通っていて周りはほとんど草も生えず乾いた雪が流れて真っ平ら。
日が沈んで来てしばらくしてからのこと、運転手が予定してない時間に車を止めたのでまたパンクでもしたのかなと思うとオーロラが出ているので止めました。とのこと!まさかの二連続!?とワクワクしながら外に出てみると
太い緑色をした一本のオーロラが!!
昨日みたものよりも全然強いオーロラでまだ真っ暗な夜になっていませんでしたがそれでもはっきりと緑色でビシッと空をまたぐように大きなオーロラでした。
二回も見れてしまうなんて嬉しすぎます!
3日目の夜見れなかった時は、そんな簡単オーロラは見れないよなー。もう一回オーロラ見に行く計画立てないといけないな。なんて思ってましたが最後立て続けに見れてよかった、、、!
オーロラを見に行くときは最低でも5日は必要という伝えを守ってよかったです。
オーロラみれるような北欧諸国やアイスランドは物価が高くて長く滞在すればするほどお金がなくなりますが、長く滞在した方が確実に見えるチャンスは増えるのでオーロラいつか見たいという方は覚えておいてください。
経費を押さえる方法で今回一番有用だったのが、食事は自炊するということ。Airbnbなどでキッチン付きの宿を取ってできる限り自炊。昼ご飯も今回はハンバーガーを作って持っていって食べることでかなり出費を抑えることができました。
レイキャビクについてからは再び空港までヒッチハイクで行くことができました。
海外でヒッチハイクは危険なイメージもありますが、ここアイスランドは世界的に治安のいい国で数年間ずっと1位を取っています。アイスランドで危険なのは自然による事故などで、教育もしっかり行き届いたかなり安全な国で、驚いたのはみんな夜もカーテンを閉めずに開けっ放しで生活してること。とはいえ、近年外国人が増えてきていて物が盗まれたりすることが稀にあるので気をつける必要はあります。
空港で一夜を過ごして翌朝の便でドイツに戻りました。
5泊6日のアイスランド旅行でした〜!
今回はここまで!
イタリア編とアイスランド編の二本立てでしたがどうでしたか?
綺麗な写真たくさん撮れたので雰囲気は伝わったと思います。
二月はドイツ語の勉強を頑張ろうかなと思ってるので次回の内容は薄くなってしまうかもしれません。
最近ウィルスについての話題が絶えないで日本のニュース見ると心配になります。手洗いうがいをしっかりして食べ物食べていっぱい寝て健康に気をつけてくださいね!
私は今の所、特に問題なく過ごせています。欧米での東洋人差別が日本のニュースでは取り上げられてますが、留学生活を始めてから一回も差別を受けたことはないですね。もしかしたら私がうといだけか、住んでいる街が都会じゃないからだけなのかもしれませんが、その点本当にドイツの人々には関心です。
あとはドイツ語さえ使いこなせるようになれば不自由なく暮らせるというのに、、、、!!
ということでドイツ語の勉強頑張ります。
ではまたー!