幸福の科学信者と知り合いになった話

 まず、身バレはものすごくイヤなので、いろいろぼかしています。

 数年前のことですが、幸福の科学の信者さんと接点ができました。とはいえ私はアンチなので、それを隠して接している以上、陰口を叩いているみたいであまりほめられたことは言えませんし、やっていることはよく言えばフィールドワーク、悪く言えば潜入です。ただし、500円が惜しいので入信まではしていません。

 私が接点を持ったのは某ベッドタウンのそれほど大きくない支部。熱心な会員さんはやや年配の中高生以上の子供がいそうな主婦が目立つ。支部長さんはベンチャーの社員みたいな風貌。だいたいこんな感じです。

 支部はいつもたまり場になっています。おばあさん信者が「ここはいつも光にあふれているワー❤」とニコニコしていたり、団塊世代らしきおっさんが熱心に「宇宙人」の話をシていたり、はたまた霊感が強い元不思議ちゃんみたいな女性が支部の「主(ぬし)」みたいに振る舞っていたり、足を運べばお茶菓子を頂けるのですが、なにか得るものがあるか? というとなにもありません。ただし、お前はいつも左翼を追いかけてばかりいるけど、それに何か生産性があるのかと問われたら当然そんなもんはありませんので、それについては何も申しません。ただ、単なる大川隆法さんワールド大好きサロンであるだけなら私は何も申しませんが、ドハマリした人間がどうなるかは、支部に行くだけである程度はわかります。

・「(本多勝一の霊言本を前に)こいつが、こいつが、こいつのせいで!(日本が貶められている!!)」と絶叫。
・「幸福の科学学園て、いじめがないのよネ~~(ウットリ)」
・「(創価学会について言及するたび、吐き捨てるように)貧乏神っ!」
・「☓☓さん、あなたね、宏洋さんのユーチューブとか見ると、画皮(色情霊みたいなものです)に取り憑かれちゃうワヨ!!」
・「☓☓さん、あなたがここに来たのも、きっとご縁があるのよ~。三帰請願していくといいワ!!(カルト新聞と宏洋さんの動画を見たからですw)」

 幸福の科学という宗教は、かなりデリケートな宗教でして、大川隆法さんと言えど、周囲にアンチがいたら霊言もできないんだそうです。しかも、支部にアンチが潜り込むと、悪魔さんがニコニコしながら寄って来るんだそうです。わしなんか、いつも共産党に投票し、支部でたむろしているときはいつも「こんにゃくゼリー食いたい…」と考え、支部にある御真影を見るたびに「こんにゃくを食べたいでゲソ!」とか想像してしまうのですが、察知されたことはありません。毎回毎回、聖なる結界でお茶菓子をごちそうになり、しかも映画のチケットまでもらえて、申し訳ない気分でいっぱいです。

 また何かあれば書くかもしれません。以上

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