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お題『コレハマ』澤口編

さてさて、ボイドレnote投稿もあっという間に第7回となりました。
今回はわたくし澤口夏実が担当します。
まずは自己紹介をば…

【名前】澤口夏実

【所属歴】私、過去の記憶を脳内に留めておくことが大の苦手なもんでして、ちょいちょいフィクションが混ざってるかもしれませんが…
一応、旗揚げメンバーです!!
高校生の時に我らがベロさんと古屋仁成さんのユニット「初代 中屋仁造」の『ゼンラーマン』を観た時のこと。女子高生、胸を打たれました。ちょうど運良くボイドレ旗揚げメンバー募集のチラシが折り込まれていて、公演終わりのベロさんを出待ちして、「ここで働かせてください!!」的なノリで入団をお願いして今に至ります。

【劇団内では】役者をやらせていただいたこともありますし、制作をやらせていただいたりもしました。現在は音楽関係の仕事をしているので、今後はそういう立ち位置からも関わっていきたいな、と思っております!

前置きはこの辺りにしまして早速…
私の「コレハマ」、それは、「#架空小説書き出し」です!!!

「#架空小説書き出し」とは、お笑いコンビ「ラランド」が発案した、架空の小説の書き出しに架空のタイトルをつける、というものです。

↓まず初めに、こちらをご覧ください。↓

ちなみに、ラランドのニシダさんは2023年6月現在もTwitterで作品を毎日投稿しています。
毎日更新される作秘話を見るのにハマってます。

↓ラランドニシダさんのTwitterアカウント↓

https://twitter.com/moueyo_nishida?s=21&t=-HTVcfyFiLY_oT7cAq5U5g

Twitterで「#架空小説書き出し」で検索すると、ニシダさんの作品以外も投稿されているようなので、興味のある方はぜひ。

「#架空小説書き出し」の何が良いかって、単なるお笑いコンテンツとしての面白さだけじゃなくて、著者の頭の良さとセンスが垣間見えるところなんですよね。
あらすじとか、一時期流行った140文字小説と違って、小説の書き出しなので、続きの物語を読者が自由に想像できるところが面白いのですが、

・書き出しでどの程度の情報を出すか
・一人称目線か三人称目線か


などなど、少ないエッセンスの中に著者のセンスが爆裂に垣間見えるんです。
ちなみにニシダさんは年間100冊本を読むそうで、ご自身でも小説を書いてらっしゃるので、言葉のセンスはピカイチです。なんならお笑いより全然面白いです。

そして「#架空小説書き出し」にはもう一つ、大事なポイントがあります。
それは、いくら架空小説の書き出しが良くても、タイトルがつまらなかったら意味がない、ということです。後出しのタイトルで、読者に「この本ありそ〜〜〜!!」と思わせなくてはならないのです。
毎日の更新を追っていると、このタイトルはなんか違うな、とか、このタイトル秀逸!!とか、段々分かるようになってきます。
自分自身の言葉に対するセンサーを発見できることも、ハマる要因かなと思います。

と、ここまでツラツラと解説してきましたが、最後に私が考えた「#架空小説書き出し」を一つ紹介したいと思います。
センスないとか言わないでっ!!

目が覚めると、そこは無人の駅だった。どういう訳か、記憶も辿々しく、何故ここにいるのか見当もつかない。駅舎の今にも壊れそうな木製の引き戸のほんの僅かな隙間から吹き抜ける冷たい隙間風が、私の寂しい頭上を吹き抜けた。その瞬間、もはやここが北なのか南なのかも解らなかったが、とにかく私は、私の住む街へ帰らねばならないと、誰かにそう言われたような気がした。
『最果て』

いかがでしたか?ありそうじゃないですか?笑
こうして実際に書いてみると、簡単そうですごく難しいです。
小説家だけでなくて、脚本書いたりネタ書いたり、作詞したり、言葉を扱って生きてる人ってすごいな、かっこいいな、と改めて思います。

そんなわけで、皆さんもぜひ、「#架空小説書き出し」挑戦してみてくださいね!!

さて次回は、「コレハマ」ついに最終回です。
今週も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
それでは、来週の投稿もお楽しみに!!


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