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03_序文

ここには、『モルモン書』がどのような書物であるのか、また、どのようにして世に出てきたのかということが説明されています。また、ジョセフ・スミスの『モルモン書』に対する証が書かれています。
 
ジョセフ・スミスは次のように語っています。

「わたしは兄弟たちに言った。『モルモン書』はこの世で最も正確な書物であり、わたしたちの宗教のかなめ石である。そして、人はその教えを守ることにより、ほかのどの書物にも増して神に近づくことができる。」

(”Church History” p.461)

ジェフリー・R・ホランド長老は、ジョセフ・スミスの言葉について次のように語っておられます。

「モルモン書が『わたしたちの宗教のかなめ石』であると表現した預言者ジョセフの見解は、核心を突いたきわめて重要なものです。かなめ石は、ほかのすべての石を支えるために、アーチの中央の最上部にはめ込まれます。そのかなめとなる部分を取り除くと、ほかのすべての部分もともに崩れ落ちてしまいます。モルモン書の信ぴょう性、すなわちモルモン書の起源や教義、モルモン書が出現した状況が真実であるかどうかは、末日聖徒イエス・キリスト教会が真実であるかどうかの中核を成しているのです。」

(”Christ and the New Covenant”、pp.344–45)

また、エズラ・タフト・ベンソン大管長も、次のように述べておられます。

「モルモン書はイエス・キリストに対するわたしたちの証のかなめ石であり、キリスト御自身はわたしたちが行うすべてのことの隅石となる御方です。モルモン書は力強く、しかも明快にイエスが実在の御方であることを証しています。…モルモン書は証のかなめ石です。かなめ石が取り除かれたらアーチが崩れ落ちるように、この教会のすべての教えはモルモン書の真実性に依存しているのです。」

(『聖徒の道』1987年1月号、pp5-6)

かなめ石について、エズラ・タフト・ベンソン大管長は、次のようにも語っておられます。

「モルモン書は3つの点でわたしたちの宗教のかなめ石です。それはキリストに対する証のかなめ石であり,わたしたちの教義のかなめ石であり,証のかなめ石です。」

(『リアホナ』2011年10月号,p.54)

また、続けてベンソン大管長は次のように述べておられます。

「モルモン書〔は〕…わたしたちのために書かれたもの…です。ニーファイ人たちにも、古代のレーマン人たちにもモルモン書はありませんでした。まさにわたしたちのためのものなのです。…モルモン書の執筆者たちは口をそろえて、それが後世の人々のためであることを証しています。…彼らがこの日のことを見、わたしたちのためになることを選んでくれたとしたならば、なおさらモルモン書を学ぶ必要があるのではないでしょうか。『この記録をモルモン(モロナイあるいはアルマ)に書くよう主が霊感を与えられたのはなぜだろうか、現代の生活への教訓として何を学べるのだろうか』と絶えず自問する必要があります。」

(『聖徒の道』1987年1月号、p.6)

序文の大切なメッセージは、「モルモン書は、わたしたちの宗教のかなめ石であり、その教えを守ることにより、ほかのどの書物にも増して神に近づくことができるということであり、モルモン書について神様からの証を得た人は、イエス・キリストが世の救い主であり、ジョセフ・スミスが末日の預言者であることに確信をもつことができる」ということです。

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