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02_タイトルページ

モルモン書のタイトルページは次の言葉で始まっています。 「モルモンがニーファイの版から取って自分の手で別の版に書き記した記録。」この文に続く二つの段落は,恐らくモルモンの息子であり,モルモン書の預言者であったモロナイによって記されたものだと考えられます。

 預言者ジョセフ・スミスは,タイトルページについて次のように説明しています。 

「モルモン書のタイトルページは,翻訳された記録が含まれていた版の…書物のまさに最後の一枚からの逐語訳であり,それは版の左のページに記されていた。…前述のタイトルページは,決して現代の文章構成法で書かれたものではない。わたしの書き方ではないし,この時代にこれまで生きていた,あるいは今生きているいかなる人の書き方でもない。」

(History of the Church, 第1巻,71)

 このタイトルページの中には, 以下の重要な事実と約束が書かれています。 

  • イスラエルの家の残りの人々と異邦人に当てて書かれたものである。

  • このモルモン書の著者たちは主からの預言と啓示の霊によって書かれている。

  • その版はは神の力によって保存された。

  • その版は「神の賜物と力により」翻訳されるという約束。

  • この神聖な記録は「定められたときに……伝わる」と宣言している。

  • バベルの塔の後の民の動向。

  •  主が先祖に与えられた偉大な業と「とこしえに捨てられないという」聖約。

  • 「イエスがキリストであり, 永遠の神であり, 全ての国民に」姿を現されるという約束。

  •  モルモン書を読む際のモロナイの注意の言葉。

『モルモン書』において最も重要な人物は、イエス・キリスト様です。この書物が世に出されたのはまさに「イエスがキリストであり,永遠の神であ〔る〕」ことを宣言するためです。イエス様がこの書物のすべてなのです。



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