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09_「それでわたしの父リーハイは、出て行って自分の国の民のために一心に主に祈った。」(1ニーファイ1:5)

ユダヤのゼデキヤ王の時代は、人々の間に大きな悪があった時代でした。不道徳と腐敗が蔓延していました。主は、エレミヤ、エゼキエル、ナホム、ハバクク、ゼパニヤなどの多くの預言者を召し、エルサレムの民に自分たちの罪を悔い改めて主に立ち戻るように、そうしなければ滅びてしまうにちがいないと警告を発しておられました。

リーハイは、そのような邪悪な時代に、家族や友人、多くの人々が幸せに暮らせるように心を砕いて、主からの啓示を求めて心から祈りました。そして、祈っている時に、主によって数多くの示現を見せられ、啓示によって神聖な召命を受けました。その後、預言者としての召しを果たすために出ていき、自分が受けた啓示に従ってエルサレムの人々に主のご意思を伝え、助けようとしました。                                                                   

主によって召された預言者は、いつの時代でも人々の幸福を求めて祈り、主から啓示を受けようとしてくださいます。

現在の預言者、ラッセル・M・ネルソン大管長は、ご自分の経験について次のように分かち合ってくださっています。

「…わたしは日々啓示を求めて祈り,主が心と思いに語りかけてくださる度に主に感謝しました。それがどれほどの奇跡かを想像してみてください。教会の召しが何であれ,わたしたちは天の御父に祈り,導きと指示を受けることができます。危険や心を迷わせるものに対する警告を受けることができ,自分の力だけでは成し得なかったことを達成できるようになるのです。実際に聖霊を受けて,主の促しを見分け理解するようになると,大きなことについても小さなことについても導かれます。」

(『リアホナ』2018年5月号, p.94)

「愛する兄弟姉妹,わたしたちは絶えず主の導きを求め,会員の皆さんが神の戒めを守るのをどう助けられるか知ろうと努めています。とりわけ,神を愛し,隣人を愛するという二つの偉大な戒めに関してです。教会員の霊的および物質的な必要を満たすよう救い主の方法によって仕える、より良い方法を何か月も探してきました。」

(『リアホナ』2018年5月号, p.100)

イエス様は、その教導の業の間、「わたしがあなたがたを愛したように,あなたがたも互に愛し合いなさい。」(ヨハネ13:34)という戒めを与えられ、愛を持って人々の霊的・物質的な幸せを気遣い、奉仕するためにたびたび祈られ、人々を思いやるという模範を示してくださいました。(ルカによる福音書6:12, マタイによる福音書26:39-44などを参照)


*家族の一員として、あるいは職場や学校、地域社会や教会で、あなたに任された人々について、リーハイのような気持ちをいつも持ち、何をどのようにすれば良いのかを祈り求め、主から啓示によってその方法を教えていただくことが大切です。

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