趾のつけ根を下げるだけでつま先の向きは簡単に変えられる
こんにちはユウキです。
今回はつま先の使い方のミニ講座です。
つま先とひざの向きをそろえると、ひざのぐらつきがなくなりケガの予防になります。
とはいえ、人間は立っていたり、前だけに歩いているわけではありません。横にも後ろにも、時にはそれらを組み合わせて回転もします。
そこで、中趾と膝の向きを揃えたままつま先の向きを変える方法を解説します。
趾のつけ根を下げるだけでつま先の向きは簡単に変えられる
つま先とひざの向きを揃えたまま向きを変えるには、以前書いた「かかとを前に出す」ことなのですが、これは結論だけを先に言ったのでどこか体に無理をさせている感じがありました。
それはつま先との動きの連動を無視していたからであったので、今回はその反省を踏まえて、改良版の方法を書きます。
外向きにするとき
1.小趾のつけ根を後ろに下げる
2.土踏まずを前に向けるようにかかとが前に出る
内向きにするとき
1.親趾のつけ根を後ろに下げる
2.土踏まずを後ろに向けるようにかかとが後ろに下がる
趾のつけ根を下げると力まなくなる理由
動きが体に沿うから
足首の動きではわかりにくいので、ひじの曲げ伸ばしで試しましょう。
✅縮む側を意識する
ひじ関節が固定される
腕先で持ち上げる
上げる軌道が体の中心から遠ざかる
✅伸びる側を意識する
ひじ関節が前から後ろに動く
全身で持ち上げる
軌道が体の中心に沿う
一番力のある体幹に動きが沿うことで動作がスムーズになります。
これを足と腰の関係に当てはめると、
✅かかとを前に出すことを意識する
かかとを軸にして固定する
脚の外側が力む
足の位置が腰より前に出る
✅趾のつけ根を下げることを意識する
かかとがスライドして前に出る
体全体でつま先を開く
足が骨盤の真下にくる
となる。結果として、
つま先とひざの向きがそろったまま動く
腰や背中を含めた体の裏側全体でつま先を開く
骨盤の真下にきたかかとに体重がのる
ことになり、例えば、バレエや剣術の構えなど「気をつけ」のようにつま先を開いて立つ場合、趾のつけ根を下げる動作にに意識を向けると、胸やお腹など体の前側の筋肉を伸ばすことができるのです。
改良型WT立ちとの関係
これは「中趾を正面に向けて立つ」ことにも応用できます。
下記の「WTの立ち方」をした後に、
親趾と小趾のつけ根を同時に後ろに下げる
ことで重心をかかとの手前、
内外くるぶしの横線と中趾の縦線の交点
にすることで、膝を逆折りにして立つこと失くし、ひざのトラブルを防ぐことができます。
歩くときも同じく、親趾と小趾のつけ根を同時に後ろに下げることで、
「引っ掛けた床を前から引っ張って、最後まで引ききる」
ことができます。
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