20220723 MEKKEMON 推し44期の自分用書き起こし

覚えている範囲なので抜けているところや脚色もあるかと思います

新作のスイッチ企画さん「漫画の持ち込み」ネタ時間ぴったり3分ぐらい

大阪NSC44期「準新作」さん(昨年R-1準決勝進出)と、普段は会社員として働くアマチュア芸人「どくさいスイッチ企画」さんのユニット。
その日のMEKKEMONを通してのイチウケ。

昨年のM-1の敗者復活戦、金属バットさんの「思想強!」のつかみの後の「金属バットです」を彷彿とさせるような完璧な入りの口上、準新作さんのモニター芸、どくさいスイッチ企画さんの喋りの達者さ、二人の魅力が遺憾なく発揮されお互いの良さを倍増させていた。ユニットとは思えないほど、コンビにも勝る呼吸の合い方。全てにおいて完成されたコントだった。

漫画家(準新作さん)が出版社に自作の漫画を持ち込み、編集者(どくさいスイッチ企画さん)に連載を持ちかける。編集者のリアクションは悪くないが、掲載はできないという。その理由が解明されるバラシ笑いに始まり、モニター芸をバックにつけたおとぼけな漫画家が編集者に掲載を頼み込むコント。

机を挟んで対面で座っている二人。二人の真ん中にある大きなモニター。漫画家が持ち込んだ漫画を、編集者が読んでいる状態で明転。

「どうですか?僕の漫画」
「おもしろい」
「ってことは、掲載してくれるんですよね?」
「いや、……掲載はできない」
「なんでですか!?」

ここまでコントで入っていたがコントインが解け、切り替わる画面。一瞬だけ編集者からどくさいスイッチ企画さんに戻り、

「どうも、新作のスイッチ企画です。コント『週刊文集』」

コントスタートを告げる口上とモニターに映し出されるコントタイトル。(ここでまずバラシ笑い。お客さんの理解が追いつくまでに少し時間がかかっていたがカンの良いお客さんから徐々に笑いが起きていった)

「うちの雑誌見たことある!?」
「…?ないです」
「だよねえ!?持ち込みっていうからスクープかと思ったら漫画とはね!」
「でも表紙が絵だから、漫画雑誌じゃ?」
「すげえ馬鹿じゃん、少年漫画って"週刊"の後に漢字続かないだろ」(大きくウケはじめる)
「あおり文すごいですね」
「見出しね!汚れた政治家たち!で次週いけないでしょ」(ウケ)

「電車の中で作者コメントも見ましたよ」
(よくある小さい写真の切り抜き+文字の見出しページがモニターに映し出される)
「中吊り広告ね!」

「そんなことよりプロとして僕の漫画にアドバイスをください!」
「漫画に関しては素人だから!面白い以外ないよ!」
(後ろのモニターに、抜群のタイミングで編集者側に矢印が出て「↙︎素人」と表示される)
「面白いなら載せてくれても良いじゃないですか!」
「載せるにしてもこの内容じゃ無理だよ、内容言ってみ?」

(キラキラの少女漫画イラストがモニターに浮かび上がる)
「ミキが部活の先輩ヨウスケに恋をするんですが、そこに幼馴染のケンもはいってきて…!」
「眩しすぎる!!!!!!」(ウケ)

その後モニターに文春が求めてる「不祥事」「闇」などのテロップが表示され、それを求めてるという編集者。

「でも、僕の漫画を少年少女に届けたいんです!」
「うちじゃねえって」
「夢はアニメ化です!」
「うちじゃねえって」
「何がダメなんですか!僕には"知る権利"があります!」
「…………皮肉だなあ、言われるとこんな気持ちなんだ」

帰れと突き放されてしまうが粘る漫画家。切り替わるモニター。週刊新潮、週刊大衆などのタイトルが浮かび、それら全てに断られ後がないと懇願する漫画家。

「あとゼクシィにも」(ゼクシィが表示されるモニター)
「ゼェークシィは載せろォ!?!!!いい漫画なんだ!!!!!」(大ウケ)

あまりに粘る漫画家に根負けして、漫画の続きのストーリーを聞く編集者。

「このあとミキがリョウスケと結ばれます!でも一方で、ケンが大麻に手を出すんです…!ミキのラインが流出し、そこには教師とのお泊まりデートが!」
「いや少年漫画がギャグ→バトルに路線変更するみたいになってる!!!!どうも、新作のスイッチ企画でした。」

メモがとりきれないほどのスライド数。セリフと同時にモニターに映し出される画像や映像が切り替わり、タイミングの完璧さに圧巻。(おそらく準新作さんが客席から見えないところに置いた手でボタンを押してスイッチングしている?)
これがKOCのみのユニットで終わるのは勿体ない。二人の合同単独ライブに期待。


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