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ペーパードライバー卒業宣言

ペーパードライバーを卒業しようと思う。教習所を出てこの方14年運転していない、一回も。一回も運転した事がない人は他に聞いたことがない。

やる気はあったのだ。
父にも「免許とったら車運転していーい?」って聞いたら「いいよ!」って言ったから教習所に通い出したのに、いざ卒業したら「おめでとう!俺の車は運転してくれるなよ〜?笑」って言われて「あれ!?」ってなったのだった。

一気にやる気がなくなった。
なくなったし、大阪シティど真ん中に住んでいたので電車は幾線も通っていて、車が運転できなくても何も困らんのである。
やる気がない×困らない=14年、交通網と利便性が生んだ悲しきペーパードライバー。運転から離れれば離れるほど、車が殺人マシーンに見えて怖くなっていった。

あと多分、高校生の時に見た映画「激突!」のせい。運転してたら後ろから大型トラックに煽られるだけのシンプルなストーリーだけど、めちゃくちゃ怖かった。
今調べたら監督は無名時代のスピルバーグ。図らずも2回続けてスピルバーグの映画の話をする事になるとは…

「恐竜がガオガオ言ってて可愛かったけどな〜」と思ったけど、それはジュラシックワールドで監督は違う。ほらやっぱりジュラシックパークは怖かったんじゃん、さすがスピルバーグ。シンプルな恐怖描かせたら天才。マジ巨匠。

話が逸れた。
「激突!」によって植え付けられたトラウマのせいで、定期的に暴走トラックを運転する夢を見る。減速不可能!操作出来るのはハンドルだけ!トラウマが作り出したトラウマのWトラウマで、運転への恐怖心が増していった。

けど、Twitterか何かで「車しか足が無いような田舎に住んでたら18歳で強制的に運転させられる。エヴァに乗せられたシンジ君みたいなもん」と読んで、私は街に甘やかされてたんだなぁ…と反省。運転しないことを選択できる自由…。

そんで何でペーパードライバー卒業を決意したかと言うと、2月に夫が車を買ったから。
今の家も依然交通の便が最強シティなので車が無くても生きていけるけど、「車は移動手段だけではなく、ペットのように愛でるもの」説を唱える必死な夫に説得されて犬の代わりに車を飼い始めた。
代わりになるかなぁ!!

まぁこれを機にペーパードライバー卒業すっか〜!
と思って気が付いたら半年が経って、いよいよペーパードライバー〜第二章〜が始まりそうだったので、シンジ君みたいに「乗れるようにならなければヤバい」状況を作った。

11月に奄美大島・加計呂麻島、4泊5日の旅!
友達のトッティと2人旅で、トッティは運転出来るけどベテランドライバーとまでは言えないレベルだから、おらも運転するしかねぇって訳だ!
トッティには高校の時に体育委員を代わってもらった恩があるから、これ以上甘える訳にはいかないかんね。

今日から3日間、遅れてやってきた弊社のお盆休みが始まる。夫に有給を使ってもらって、ミッチリ講習してもらいます。やるぞやるぞ、俺はやるぞ。俺のドラテクでトッティをびっくりさせてやるんだ!

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