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2020.10.12〜22

先週、月曜日は仕事で撮影準備、火・水曜日は一日中撮影、代休をとらず(うちは水曜定休)木曜日も働いたけど、アメリカでも行ってきたんか?というほどの疲労感で脳も体も心もヒリついてる
。特に背中は鉄板レベルにカチコチで、こらあかんと早退させてもらってマッサージ屋に駆け込んでモミモミしてもらい、サウナへ行き、晩はあごだしで鍋で、「か、完璧や…完治やー!」と思ったら翌日もその翌日も全然辛かった。金曜日休んで土曜日は働いたけど頭がヌボーとしてたので単純作業だけして、日曜休んで月曜は働いた。(撮影以外は自宅でテレワーク)

月曜日は元気が戻りつつあって、脳も働く!働くぞ~!と思いつつ休憩時間にツイッターを見たらみんな絶句した様子で、暗く、調べてみたらバンドマンの訃報だった。赤い公園、アルバム1枚を聴いていた程度で、それでも心に大きな穴が開いた。ちょうど調布市の道路が陥没してるニュースもあって、この穴に似てると思った。底が深く、黒く、暗く、不安を煽る。何か言いたいけど、ツイッターには津野さんの友達がたくさん居て、勝手に憚られてしまって言葉が出ない。訃報に面するといつもこうなる。多分何か言えたとして、不安になってツイ消ししてしまう。

午後はチャリで15分ほどのところにある後輩の家に取材と打ち合わせに。半年間限定で姉と同居していて、その間会社のローソファ(ローソファ専門店なんです)を色々使ってみてレビューしよう!それをレポートにしてHPに掲載しよう!という企画を一緒にやっているところ。手土産に買ったおまんじゅうを食べながら、「先週めっちゃ疲れへんかった!?」「週末まで引き摺らんかった!?」という話に。同じでちょっと安心した。

その子も私と同じテレワークで、「だからあんなに疲れたのかも」と言っていた。前みたく毎日出社してたらここまで疲れなかったのでは。いつも同じ場所にいるから繊細になり過ぎてるのかも。的な事を言ってて、その場では「あ~なるほど…いやあれは普通にしんどいっしょ!疲労疲労!」的な返しをした気がする。その後、その子がふとスマホを見て「え、赤い公園の人亡くなったん」と呟いた。

後輩家の取材を終えて、晩はどうしてもブリが食べたかったのでスーパーに寄って、1000円以上のお買い物で玉子が98円になるとのことで残り600円分で欲しいものを考える。ブリのお刺身を手にブリのカマ焼きやブリの照り焼きにばかり目が行って「ほんま君ブリ好きやな」と自分に突っ込みながら、スーパーをウロウロしながら、5年前に友達と行ったブリ目当ての氷見旅行を思い出す。晩はもうやめて堪忍してと言うほどのブリのフルコースで、〆の白米は実際に「お腹いっぱいなんで」と断ったのに「美味しいから」と持ってこられて、これがまためちゃくちゃ美味しいかった。富山はすごい。

帰りは雪が降ってたな~と思い出にふけりながら、レジを済ませて外を出たらもう暗く、風がヒヤっこくて、冬のスイッチがカチッと入った。あ、冬が好きなんだった。同時に、先週ばらばらになった脳と心と体がカチッとはまった。今週また頑張れるぞ!

晩ごはんにブリのお刺身を食べて、くつろぎがてらツイッターを開いて、午前の訃報を思い出した。芋づる式に三浦春馬くんのことも思い出した。ドラマの最終回悲しかったな。

今日は些細な幸せとその記憶が積み重なって出来ていた。「無かったことにはならないんだからね!」と、ドラマ「セクシーボイスアンドロボ」のニコが三日坊主の回で言ってた気がする。こういうニュースが続くと、どうしても死んだ友達のことを思い出してしまう。年月を経て、私の心が落ち着くにつれて、夢への登場のしかたが変わっていった。一緒に爆笑してる夢を見てから大丈夫になった。一緒にいる時も爆笑の時間がほとんどだったので(笑いすぎて呼吸困難になったり教室に倒れ込んだりしてた)その記憶に救われてる。閉じ方が悲しくても、楽しかったことは無かったことにはならない。

SNSはタイムラインだけが情報じゃなくて、1つの投稿に無数の記憶がぶら下がっている。ツイッターを見てるととんでもなく大きな悲しみが背中から覆いかぶさってくるのを感じて、スマホを置いて、お風呂で「おぎやはぎのめがねびいき」を聞いて、風呂上りに「あちこちオードリー」見て、ストレッチして、100回ぐらい読み返してる漫画を読みながら寝た。翌日には陽気を求めて晩にメキシコ料理を食べに行ったけど、テラス席しか空いてなくて体が芯まで冷えた。昨日はステーキを食べた 。悲しみには肉が効く。

後輩の言う通り、家の中で過ごす時間が長過ぎて外部からの刺激に過敏になっているのかもしれない。人に話すと言葉を選んでしまうけど、文章は先に指が動いてくれるので心の深くまでいける。最近は仕事でしか書いてなかったから、心に悲しさが沈殿してしまってたのかな。大なり小なり、コロナ前と後で何も変わらなかった人なんて本当はいないんじゃないかと思う。

読まれることを意識しないの久しぶりだけど、心にいいな。終わり!

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