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遊佐未森『ALOHA MIMORITA LIVE SHOW at BUDOKAN Nov.10.1994』を観た。

今日で『潮騒』リリース3周年だそうでおめでとうございます。
聴けば聴くほど新しい発見がある名盤ですねえ。


さて、実質『潮騒』からのにわかファンなもので遊佐未森の映像作品はほとんど見たことがありません。

昨年11月に再発された武道館ライブのBDがアマゾンで安くなっていたので良い機会と思い買ってみました。

95年にリリースされたビデオの2Kリマスターってことですね。

今年デビュー35周年を迎えた遊佐未森の1994年コンサートツアー、「アロ~ハ・ミモリ~タ」の武道館最終公演を収録した自身初のライヴ作品。今回のBlu-ray化にあたり、映像をアップコンバートし、更に音声もリマスタリング!1994年のライブ映像が音と映像ともにブラッシュアップされて甦ります。

https://www.sonymusic.co.jp/artist/MimoriYusa/discography/MHXL-136

『アルヒハレノヒ』(94年9月)リリースを受けて94年11月に開催されたコンサートとのことです。この時期は私の区分だと模索期なんですが、初期のメルヘンな世界観は脱して大人の女性としての表現に切り替えつつある状況でしょうか。

おっ、と思ったのは途中で裸足になって歌う場面があって、ここでの遊佐未森は後のUAやCoccoに通ずる情熱系歌姫(いま作った造語)なんですね。うっすら狂気さえも感じるような。それはハワイアンというテーマがそうさせたのかもしれません。
ただ、表現としてはUAやCoccoよりもクール。
大阪出身のUA、沖縄出身のCoccoに対して、宮城出身の遊佐未森の文化的背景がその違いを生んでいるのかなあ、と思ったりしました。

ちょいちょい挟まれるバックステージの映像や仙台での映像も楽しいですが、常夏のステージと晩秋の結構寒そうなバックステージの映像がちょっとちぐはぐで、暑いのか寒いのか混乱しますw。

全編で73分。収録曲は10曲でライブ映像としては少々物足りないボリュームではあります。せっかくBD化するならライブ全編を収録して欲しかったなあ。仕事してくださいよソニーさん。今の遊佐未森ファンは結構値段が高くなっても買うんだから。

以上です。



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