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インターネットやめろ

普通じゃないのが好きだった。
混沌とした、魑魅魍魎が大好きだった。
非現実が好きだった。
現実で生きることに苦しさを感じた。
孤高と勘違いした孤独が生まれた。

最初は誰だって興味本位だった。
個々で煮詰まった妄想という名の膨大な想像は批評されると共に孤独から解放する呪いとなった。


独りでも辛くなんかないもん。
強がり。でもこの世界は異端は弾かれるのが摂理だもの。
どうしてこの世はこんなにも非情なんだろね。
大丈夫だよ。そんな現実、私が壊してあげる。だから

こっちの世界においで。

僕の中で何かが芽生えた。
同時に僕の中の人として失くしてはならない何かが欠落した音がした。
この世界ではいつだって君が誰かを見ているようにみんなが君を見ている。孤独とは無縁の世界だよ。



ただ今は、君も誰もこの世界の真理を知らないから

「孤立」という孤独から解放されたこの世界では、死んでも「承認欲求」という名の孤独に追われ続けてもらうんだ。




足りない。足りない。足りない。足りない。
見られたい。認められたい。愛されたい。
いつだって孤独の心を癒すためなら何だって。

大量のそれらが生み出したこの世界は確かに混沌とした魑魅魍魎。この世の終わり。

無限の承認欲求に苛まれた僕たちは金も地位名誉も貞操だろうと全てを捧げてやる
それが途切れた時こそ僕らの終わりだ
たとえ破滅しようとも


なんてわけない。
孤独にすら耐えられずこの世界に逃げ込んだ僕らが自らの破滅に耐えられるわけが無い。
こんな世界に来てしまったから。
こんな世界がなければ。

IntErNeT  ヤメr.....










今日も僕らは孤立とは無縁のこの世界に籠る。
満たされもしない精神を痛めつけ、酒にたばこに薬に刃。暗闇で青白い光に包まれながら身も心も削るだけの日々。
僕らはとっくに禁呪にかかった世界の亡霊。
今日も明日も世界を呪って回る亡霊さ。
それじゃあおやすみリアル。


_人人 人人 人人人 人人 人人_
> !インターネット最高! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

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