見出し画像

気づいたら消えていく中古店たち

掘り出し物がいーっぱい
いつものぼっ。だよ

中学時代、部活も引退して本来なら受験勉強に勤しむ時期。
僕はといえば学校のオタク仲間と毎日遊んでいた。
地元の大きいゲーセンに集まっては艦これACをやり建造で沼りかけたらメダルを打って2.3時間ほどしたら近くの中古店「エンターキング」で余ったカード売りつつ掘り出し物を探す。

おおよそ中学生とは思えない遊びではあるがこれがまあ楽しくて。
ちょいとニッチな完結済みラノベ全巻が1000円台であったり、CDにプラモデルにフィギュアやアニメグッズも漁れば漁るほどいろいろでてくるもんで、すっかり中古店あさりにはまったと

高校入ってお金にも余裕が出来て秋葉原とかに通うようになった頃もアニメイトやらメロンブックスではなくKbooksとか駿河屋をひたすら回っていたもんでね
なんならいまでも回ってるし

だがしかし。
地元のエンターキングは高2の時に潰れてしまい、ほかにもわりも気軽に行ける沿線駅近の中古店も軒並み潰れてっちゃって、
いまじゃ秋葉原とか池袋とか、車がないと都内のほんと限られた場所以外ほとんど無いという。

コロナ以降、いやコロナ以前からではあるか。
メルカリやヤフオク、ほかにもオンライン買取が台頭してきた影響で店舗買取の需要は落ちる一方。まあ時代の流れだ、仕方あるまい。

けどさ

中古店まわって「これやっべーくそなっついぞおい!」とか「あれゲロ安いぞおいとりあえず買っとけw」みたいな
こーゆのが楽しくて時代関係なく何にでも手を出す尻軽ぽたくだったはずなのにその楽しみもなくっちゃったもんで
結局自分が手の出せる範囲のものにしか触れられなくなって妙に世界が狭くなったような
そんな感じするんだよね

買取とかめんどくさいことがオンラインでできるようになって便利で楽にはなったけど
その分いままで何の気なしに楽しんでたものとか本来手の届く範囲の外にあるものにも触れられたのがなくってきて、
なんというか....寂しいね

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?