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初めての乗馬

朝7時過ぎに起きてシャワーを浴びる。今日は乗馬に行くので早めに朝ごはんを済ませる。

食堂で立食パーティー。フレンチトーストみたいなパンがカリカリで美味しかった。

車で5分ほどの場所にある牧場。
従業員は、若くヤンキーの雰囲気だが見た目に反してとても優しい。

怪我などに関しての誓約書にサインをして、乗馬する場所が国立公園なので通行証を貰う。

このパスを持っていないと罰金を払うことになるらしい。
ヘルメットを渡され、いよいよ乗馬が始まる。

先ずは、一人づつサークルの中で手綱と声の練習をする。全てマケドニア語だが、ボディランゲージでなんとなくわかった。
人生初めての乗馬だ。まさかマケドニアで馬に乗るとは思わなかった。
一周練習をしたが、手綱加減や足を叩く動きなど、躊躇して優しくしてしまう。レクチャーされ、とりあえずは大丈夫そうだった。

練習を終え、一人一人に馬が当てがわれる。僕の馬は雌のミルキーという名前の馬だった。チョコレートという意味らしい。

直ぐに牧場を出て森に入る。
誰かが縄を引いてくれるわけでもなく、完全に僕と馬の関係で進んでいく。
自転車や車、スケボーとも違う、動物に乗るということの実感を肌で感じる。

1時間ちょっとして、山の中に小さな教会が現れた。街の教会も同じで、日本の神社の様な佇まいがある。
休憩していると雷の音が響いた。辺りも暗くなってきたので休憩もそこそこに牧場へ引き返す。

一列になって同じリズムで進んでいく。
雷は相変わらず鳴り響いているが、雲は僕らの行き先とは違うらしく、スレスレで雨も落ちてこなかった。
同じく1時間と少しで牧場に着き、2時間半程の乗馬は無事終えることができた。
馬の優しさと力強さの認識。乗馬中は指示の音を出すのであまり会話をしなかったので、人間と馬の関係性を少し考えていた。

帰り際、商店で食材の買い出しをした。ハチミツの大瓶が約340円!しかし、コーラは2リットルで約240円!
物の価値というものは面白い。

帰ってきて、おかえりビールとスナックを食べる。
今回のイベントポスターを貼る。コンクリートと石の家の外壁に直接釘を打つ。
家をペンキやプラスチックで覆わない、自然に風化させる考えはとても良い。夏は涼しく冬の期間住まないので断熱の心配がない故かもしれないが。

今日のお昼ご飯は、驚きの17時!お昼は皆んなビールとスナックだけでしのいだ。しのいだというかそれが普通?多分この国では、1日二食はどこかのタイミングでしっかり食べて、後はスナックや軽食で済ませる文化なのかもしれない。
そして、夜はプレゼンとディスカッション。1時を回るがみんな白熱している。僕は一足先にベットへ。
二日前の夜にやったゲームで額に動物のカードをくっつけて当てるゲームのスマホ版を皆んなでやるのが日課になっている。僕は初めてやった時、質問の一言目で「Fish?」と聞いたらまさかのフィッシュが答えで盛り上がった。それから僕はフィッシュ!と言われている。
英語の勉強になるのでとても楽しい。
お先におやすみ。と言うと、皆んなから「ヘイ〜フィッシュやろうよ」と言われた。

乗馬で、左側のお尻の皮が剥けてしまったようで、座るとめちゃくちゃ痛い。明日は筋肉痛か。

2023,08,15

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