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マケドニアを離れる

朝8時過ぎに起きた。
宿泊したみんなで9時にホテルのテラスでコーヒーを飲む約束をしていた。

この後皆んなはそれぞれ国に帰っていく。10日間共に生活した仲間たちの別れは悲しい。

ブルガリアに帰るカリンを送り、残った四人で近くのスーパーへ朝食を食べに行く。やはり物価はかなり安い。

フルーツを売る露店も多い。
朝食を終え、ホテルに戻る。オランダに帰るラーズとセルビアに帰るアニカとお別れをする。
僕はギリシャに帰るエフィと一緒に中心部にあるナショナルギャラリーを見学する。

ペイントが多いが、現代彫刻なども展示されている。

昨日の夜会ったモニカが来てくれた。
お昼を食べに中央広場に行く。

メチャクチャでかいピザを食べた。焼き加減も味も最高!マケドニア最後のビールを飲む。
二時間ほどの食事を終え、エフィを中央駅のバスターミナルに送り届ける。

道すがらマザーテレサの石碑があった。スコピエ出身らしい。

車で10分ほどで中央駅に着いた。この中央駅は丹下健三の建築で、とてもシンボルチックになっている。構内はとても暗い。無事出発の5分前にエフィを送り届けれた。

駐車場の放置車両の多くは指で落書きされている。

最後のアーティストとなった僕は、アナの案内で近くのショッピングモールでお土産を買わせてくれた。

ジャンボという生活用品店が入っていて、さながら大きなダイソーのような雰囲気だ。スーパーでお菓子なども買う。

入り口には無料の荷物預かり所がある。買い物したものを手に持たなくて良いのでとても良いアイデアだ。

16時を過ぎ、ガソリンを入れて空港へ出発する。値段はわからない。高速は普通車で一区間1ユーロだった。

17時に空港についた。もうマケドニアとお別れだ。
飛行機は19:30に飛ぶ。
荷物を預け、イミグレを通過、身体検査もあっという間に終わった。とてもコンパクトな空港で、売店も少ない。

ベンチでPC仕事をしながら時間を待つ。19時を過ぎ時間になってもゲートが開くそぶりがない。行きもそうだったが、ウィズエアーは仕事がゆっくりだ。

30分遅れで無事飛行機は飛び立った。
夕陽がとても美しく、僕は真ん中の席だったので窓際の人から写真や映像をもらった。
22時半にコペンハーゲンに到着。やはり拍手喝采だった。お国柄なのかもしれないが、気持ち良いものだ。
今回はイミグレもすんなりしていた。バッグを受け取り駅に向かう。

コペンハーゲン空港からスウェーデンに渡る。何度行き来しただろうか。もう慣れたものだ。電車は遅延していたが、無事スウェーデンのヒーリエ駅に着いた。

一つの失敗で真夜中の散歩をする羽目になってしまった。マルメーでお世話になっているマリーさんの家と思ってGooglemapで指定した場所は、明後日から滞在する場所だったのだ。駅から乗るバスの番号がいつもと違うなあとは思っていたが、深夜なのでそういうものかと思って気にしなかった。
バスを降り目的地に向けて歩くも、どうも見覚えがない街が広がっている。ピンが指す場所まで行ってようやく気がついた。ここまでバス停から2キロ歩いている。

マップを見直すとやはり違う。マリーの家はここから3キロ以上離れている。バスもないので歩くしかない。徒歩40分の表示。
街は静まり返っていて、沢山のカタツムリと沢山のウサギが道を占領していた。
海岸部の湿った空気が漂う中無心に歩き、午前1時に無事到着した。マリーは寝ているようだったが、鍵を開けておいてくれた。深夜の到着となり申し訳なかった。
着替えをしてベットに横たわる。
そういえば、お昼のピザ以来何も食べていない。しかし空腹よりも疲労が勝り寝る。

2023,08,21

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