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スウェーデン最後の日

朝8時過ぎに起床。朝食にパンを食べ、外に出る。天気が良いので海岸のサウナに行く事にした。

大きなキノコが沢山生えている。

道路工事の車もトラックタイプではなく、ヒッチで牽引するタイプが一般的。なぜスウェーデンはトラックが全然走っていないのか?びっくりするほど走っていない。

以前下見した海に浮かぶサウナに入る。
一日1,100円ほど。男女に分かれ素っ裸の銭湯スタイルで入る。入ってすぐ着替え用の小さな個室が並び、奥にオーシャンビューのサウナが二つあり、一つはクワイエットルームだ。
平日の昼前というのに結構人がいて、それぞれリラックスしている。サウナ上がりに海に飛び込む。海は男女分かれていないので丸見えだ。
僕は、やはり湯船のないサウナという文化がしっくりこない。整うという感覚も全くわからず、早々に退出した。文化を垣間見れた点ではとても良かった。

昼食は最後に食べたい場所を考えた結果、コンストホールのレストランにした。
お昼を過ぎた時間だったので空いていた。

とても美味しかった。コーヒーやサラダ、パンが食べ放題なのでかなり満腹になる。

コンストホールはやっていないが、脇でノルウェーの映像作品を流していた。

外では、彫刻でクライミングの練習やスケボーをしていた。

バスで移動して少しセカンドハンズを覗く。子供の絵が売られていた。900円。

スーパーのレジ脇にJappというバーが売られていた。

フォルケッツパークを散歩する。
欧州で初めての社会主義を標榜したスウェーデン初代首相ブランティングの首像には「鎌と槌」の落書きの消した痕跡があった。
大国ロシアの共産主義と欧州の資本主義。そのどちらでもない「国民の家」というスローガンと共に独自の社会主義の道を進んだスウェーデン。
今、そんな国民の家という過去の標語を使った場合、その「国民」とは誰を指したものになるのだろうか?
この彫刻と落書きの跡がとてもリアリティを持った今を表す様でしっくりときた。

夜はマリーさんが最後の夕食を作ってくれた。日本風に魚のフライ定食といった感じか。欧州のチーズと小麦粉の食文化から離れた米と大豆の食文化へ徐々に帰っていく実感を持つ。とても美味しかった。

食後は、バナナソテーとビール。
明日はお昼の飛行機で帰国する。

2023,09,26

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