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若気の至り

2021年1月4日

ピアスを開けた。

母はかなり反対していたが、
私は「若気の至りだから許して」と言って
耳鼻科まで車で送ってもらった。

開ける時は案外あっさりで、
「こんな感じかあ」と思った。

地元で開けたので、
そこから一人暮らしの地に帰り、
金のファーストピアスと共に1週間程の時を
過ごした。

そんな中、コンビニバイトをしている私は
ピアスって大丈夫なのだろうかと疑問に思った。
色々調べて、大丈夫そうだけど変な心配をするのが
嫌だったから、透明なものに変えることにした。

ファーストピアスは基本的に2ヶ月は取ってはだめと
言われていたけれど、一回バイト前に取ったら
バイト中の2・3時間は大丈夫だったため、
油断した。

すぐに透明ピアス(大丈夫なやつ)を
Amazonで買って、届いてからすぐにはめた。
キャッチの部分が丸いゴムで
入れるのが本当に大変だったが、
何とかはまって難なく過ごしていた。

ピアスを開けてだるいなあと思ったことは
服を脱ぐ際に耳に引っかかると痛い、
くらいのことであった。
あとはキャッチのゴム栓がお風呂の時に
取れそうになるから毎回押し込むのが面倒だった。

しかし透明ピアスにしてから数日後、
右耳が膿むようになった。血も出た。
その数日後、左耳も同様に。

困ったなあと思いつつまあよくあることかと
ちょっとだけ気をつけて生活するくらいだった。

その次の日だっただろうか。
お風呂に入っている時に、ふと耳を触ったら
いつもある右耳のゴム栓が無い。
焦って左耳も確認したが、左はある。
Amazonのレビューを前に見た時、
「ゴム栓がどこかに行ってしまうのが難点」と
書いてあったのを思い出して、
取れたのか〜、と思った。

しかし、右耳をよく触ると耳たぶが
少しぽっこりしている。
よくよく触ると、なんだかゴム栓のような気が。

「あ〜、やばい」

割と早めに理解した。
左耳は大丈夫だった。

翌日すぐに近くの医者に電話したが、
「うちでは対応できないの…ごめんなさいね」
とのこと。

いえいえ全然、私が悪いので。
無茶言ってすみません。という気持ち。

市立病院はどうかしらと紹介して下さったので
市立病院に電話をして色々説明すると、

「本来は外科に行くべきだが外科は水曜のみで、
金曜の皮膚科で一応なら診れるがまた外科に
かかり直してもらうかもしれない」
とのこと。(その日は水曜)

本当にすみません、お願いします。
本当無茶言ってすみません。の気持ち。

自分でも何してるんだと思った。
なーにが若気の至りだと。
迷惑かけまくってんじゃねえか、と。

その週の金曜に市立病院の皮膚科の先生に
診てもらうことになった。

恥ずかしい恥ずかしい。

結局、翌日左耳のゴム栓も耳たぶの中に埋まった。

私は両耳のピアスを割と力ずくで外し、
ピアスとお別れをした。

病院編へ。

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